ニコ線エモティコン
灰波かずみ
これは草冠タイプのニコ線

 漢字の草冠状の線。笑った時に描かれる太陽フラッシュの簡易表現。
 太い気付き線といったかんじで、3〜4本ほどの長方形が放射状に配置された形で描かれることもある。ちなみにカラーの場合は大抵黄色で塗られる。
 両者の役割は同じだがアニメーションの場合は、ほとんどの場合は後者の形が使われる。

二重線(double line)線種

 =のように、実線が2本重なった線。
 多くの場合何かが「ブレている」ことを表す。
 例えば多角形フキダシに使われると、通信・スピーカーの声となる。これは機械を通すことで音がブレている。
 何かの衝撃を受けたこと(例えば地震)を表す場合、キャラや背景の線を少しズラして重ねて二重線とすることで、揺れを表現する。 

 他の使い方としては、複数のキャラが一度に同じセリフを言った時に、二重線のフキダシが使われることがある。

二点リーダ(two dot leader)約物

「‥」のこと。主に、セリフの最後に書かれる約物。
 役割はほぼ三点リーダと同じ。

 講談社、特に週刊少年マガジンでは二点リーダが基本のようだ。
 例えば、疾風伝説 特攻の拓の原作者である佐木 飛朗斗が、二点リーダを多用する。
 三点リーダでは密度が高すぎるという判断か、他でも二点リーダを使う作家(出版社)は少なくない。

ニョロエモティコン
にょろ〜んかなこちゃん
顔の左上に出ているのがニョロ

 ぽわぽわした、弛緩した雰囲気を作る漫符。顔の周りに出現する 波線で、先に小さな丸がつくこともある。
 紅潮した顔とともに使われることも多く、フロ上がりの体から出る湯気といったイメージ。

 怒った場合のユゲは頭頂から上に昇るように描かれるのに対し、ニョロは放射状に特に顔面から前方に出るように描かれる。
 太陽フラッシュニコ線に近いが、ニョロにはそこまでの積極性はなく、数も少なめ。
 アワと近い雰囲気だが、にょろのほうが多少意識がハッキリしている傾向にある。