- ミセゴマコマ
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読者に注目させるコマ。見せゴマ、あるいは、魅せゴマ。
例えば、キャラクタのアップや、印象的な風景などがミセゴマとなる。
つまり、3段4段のぶち抜きは、ほぼミセゴマと言える。
見開きの左上が、ページをめくる際にもっとも注目される箇所なので、ここにミセゴマが置かれる事が多い。
雑誌などの沢山の作品が載っている本では飛ばされる事も多いので、ペラペラとめくっている時に「おやっ」と思わせて読者を引き込む役割を持つ。 - 見開き(spread)
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本を開いた状態の左右のページ。
また、その左右のページ全体に描かれた絵。パソコンや携帯電話・スマートフォンなどで見る漫画では、見開きの単位が存在せず、縦にスクロールさせて読むものも(2015年現在)増えている。
- 見開き起こし両面起こし、右起こし
- 見開きゴマ(spread panel)
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左右のページにまたがったコマ。ページまたぎ。
見開きゴマがある見開きの中には複数のコマがあり、見開きの2ページをひと繋がりとして構成している。
気付かずに1ページ毎に読んでしまって混乱してしまいがちだが、理解して読むとその広がりは単純な見開き以上とも言える。見開きゴマは、一見1コマだがノドが間白として機能しており、2コマのテンポを持っていることが多い。
連続背景ゴマに近いと言えるだろう。
ただし連続背景ゴマと異なり、見開きゴマでは同じキャラが複数登場することはまずないようで、ノドの間白機能は限定的と言えそうだ。 - ミドルショット(middle-shot)ショット
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キャラの膝から腰より上が入ったショット。
全身の演技を入れるのにほぼ問題がなく、ある程度の表情もはっきり分かる。
ただし、漫画の場合カット全体の大きさはコマ枠(フレーム)で規定されるので、さほど上記の特性は基準としては厳しくない。 - 明朝体フォント
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新聞に使われる書体で、冷静で客観的な印象があるため、ナレーションで使われることが多い。
また、アンチゴチのアンチック体のことでもある。