- エクトプラズム(ectoplasm)漫符
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キャラが気絶した際に口から出てくる、しなびた風船状の白い半透明のもの。
「魂が抜けた」ことのそのまんま表現で、エクトプラズム上にキャラの顔が描かれることもあり、三角巾がつくこともある。 - 絵コンテネーム
- エクスクラメーションマーク感嘆符
- エモティコン(emoticon)漫符
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感情記号(emotion + icon)のこと。表情は顔を描くことで表現されるが、エモティコンはその表情にさらに意味を持たせるために使われる記号。
基本はキャラの上、もしくは側に描かれるが、キャラの分身とも言えるフキダシの中に描かれることも少なくない。フキダシの中の場合は、小さな顔が描かれることもあり、これもエモティコンの一種と言えるだろう。
また効果背景の簡易版とも言え、タレ線などは両方共に使われる記号だ。漫画の中は勿論、キャラが小さく描かれ感情描写が難しい、ゲームの中でも多用される表現。
90年代以降は動きで感情が十分表現できる筈の、アニメの中でも良く見かけるようになった。
また、電子メール、電子掲示板、チャットなどのフェイスマーク(絵文字)の中にも多く見られる。例えば「 j 」はアルファベットのジェイではなく、汗として現れたりする。 - 絵物語周辺ジャンル
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不思議の国のアリスのような挿絵の多い児童文学のさらに挿絵比率の多くなったもの、あるいは黄金バットのような紙芝居を本に移植したもの、もしくは絵本の文章量が増えたもの。
第二次大戦前後に特に流行し、現在の漫画の原型ともなった。宮崎駿シュナの旅は、珍しく戦後かなり経って描かれた絵物語。
- エロ漫画ジャンル
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セックス描写を目的とした漫画。ほぼ成年漫画とイコール。
大雑把には、エロ劇画、ロリコン漫画、レディースコミックに分けることができる。
ボーイズラブ(BL)は、ホモエロ漫画とはまた違う独特な世界を形作って、一大ジャンルとなっている。
しかしAmazonのジャンル分け「コミック・アニメ・BL」って…。また、ボーイズラブとJUNEはまた微妙に異なるジャンル。初期ロリコン漫画の旗手である吾妻ひでおがメジャー漫画家であったこともあり、他のメディアに比べて漫画はエロと一般の垣根が低い。
- エンジェルリング(angel-ring)漫符
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キャラが死亡した時に頭部上方に描かれる天使の輪(光輪)。和風だと三角巾の役割。
ただし、三角巾と違い幽霊として出てくる場合には付かない。
さらに天に昇っていく場合は、羽と白装束(ワンピース)が加わり、背景に光の筋が描かれる。
頭の上で星が回るのは、エンジェルリングの弱表現。鳥山明ドラゴンボールでは、死んだまま活躍するキャラが多く、それらのキャラにエンジェルリングが見られる。