- ツーフィンガースライド(two finger slide)タッチパネル操作
-
2本の指でスライドを行う操作。
Appleのタッチパネルでは、画面の一部にあるスクロールペインをスクロールさせるのに使われる。このスクロール方法を特にツーフィンガースクロール(two finger scroll)と呼ぶ。 - ツーフィンガータップ(two finger tap)タッチパネル操作
-
2本の指でタップを行う操作方法。
地図の拡大率など、一気に縮小する場合に使う。
ダブルタップは1本の指で素早く2回タップするので、かなり違う操作。 - ツリービュー(tree view)UI部品
-
階層を表現するための部品。
ツリーとは木のこと。木のように枝分かれしたデータを表現する。
ツリー構造と階層構造は同じ意味。サンプルではディスクロージャ(三角)の部分にしか開閉操作のヒットエリアが設定してないので、タッチパネル操作では難しいし、マウス操作でも慣れないうちは難しいだろう。
項目名の部分までヒットエリアにしたいところだが、例えばファイル操作では項目名の変更やドラッグでのファイル移動なども受付ねばならないので、ディスクロージャ部分で開閉することになる。
パソコンの場合、キーボード操作によって開閉できるようにして操作の難しさを軽減してある。階層リスト
- ツールチップ(tool tip)UI部品
-
部品上にしばらくポインタを置いたら表示される文字。
四角い背景の上に、部品の意味が簡単に表示される。最も簡単なヘルプ。基本的に部品の機能を単語に近い一文で示す。
ヒントとして有用だが、あまり詳細に書かれると読むことが負担となり、逆にユーザビリティーが落ちる。
MacOSで一時期採用されたバルーンヘルプ、あるいはWindowsのバルーンヒントがこの間違いを犯している。例えば、HTMLのabbr要素を多くのブラウザがツールチップとして実装している。
試しに、この項目のHTMLの部分にポイントしてみてほしい。ポップアップヒント、ポップヒント、ツールヒント、情報ヒント
- ツールバー(tool bar)バー
-
コマンドアイコンが並んだ細長い領域。大抵はウィンドウの上部に帯状に配置される。
機能が画面上に絵で一覧化され視認性が高い。1クリックで利用できるという利便性がある。ツールバーは、切り離してフローティングパネルにできることが多い。
フローティングパネルは、多用するコマンドを作業領域の近くに置けるというメリットがあるが、常に画面手前に表示されるため作業の邪魔にもなる。特にマイクロソフトが大好きなインタフェースだが、メニューとまったく同じ機能がツールバーに存在することがユーザを混乱させていたし、表示する機能が増えると単純に面積を消費して作業領域がなくなる、特に数が増えてくると理解不能なデザインのアイコンも増えてくるなど、デメリットが多くある。
また、機能の分類整理による理解しやすさという意味ではメニューに劣り、操作の速さという点ではキーボードショートカットに劣るという中途半端さもある。
2010年現在、マイクロソフトのアプリケーションは、メニューとツールバーを組み合わせたリボンインタフェースに移行しつつある。 - ツールパレット(tool palette)パレット
-
機能を(主にアイコン化したボタンで)まとめたフローティングパネル。
ツールバーをドラッグするなどして切り離すと、ツールパレットになるパターンは多い。
画像編集ソフトのツール選択に多く使われている。