- スウォッチ(swatch)カラースウォッチ
- スクロール(scroll)操作
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画面(全部または一部)に、覗き窓から向こうを見るように情報が表示され、その見えている箇所が移動する(あるいはさせる)ことを指す。
スクロールとは巻物という意味で、巻物を見るときのように情報が流れていく様(や動作)を言い表している。
画面に表示しきれない情報を提供する方法として一般的。 - スクロールアロー(scroll arrow)アローボタン | スクロールバー
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スクロールバーの端に付いた矢印(三角)が描かれたボタン。
端にひとつずつ、片方の端に一組、両端に一組ずつのパターンがある。Macでは(2014年)OS X Lionで廃止された。
スクロールホイールがあれば不要な部品という判断だろう。 - スクロールサム(scroll thumb)サム | スクロールバー
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スクロールバーに付いているドラッグしてスクロールするための部品。この部品が全体での表示位置を示す。
この部品の大きさがスクロール領域(ディスティネーション)の大きさも示すスクロールバーをプロポーショナルスクロールバーと呼ぶ。なお、スクロールボックスという言葉は、溝の部分を指す場合とつまみの部分を指す場合があり、混乱するので本サイトではスクロールサムで統一する。
スクロールノブ(scroll knob)、スクロールボックス(scroll box)
- スクロールバー(scroll bar)スライダ | バー | スクロールペイン
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スクロールを行うために使われる部品群。
大抵は水平が下に・垂直が右にある。
2015年現在では、スマートフォンなどのモバイルデバイスではフリックによってスクロールを行うことが多いため、かなり重要度が落ちている部品。
MacではOS X Lion(2014年)で、スクロール時以外は非表示にするオプションがついた。
スクロールホイールがあれば不要な部品という判断だろう。
しかし、スクロールバーが消えたことで、どの領域がスクロール可能かが分かりづらくなる、現在位置がスクロールしてみるまでわからない、という問題も発生している。スクローラ(scroller)
- スクロールペイン(scroll pane)ペイン
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スクロール可能な領域。スクロールビューあるいは単にスクロールとも。
大量の項目を表示するのに欠かせない部品。
縦もしくは横、あるいは全方向にスクロールして、画面に収まりきれない項目を表示する。 - スクロールホイール(scroll wheel)入力装置
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主にマウスについているスクロール操作などに使う円形の部品。左右ボタンの間に縦に配置される。
指先で車輪を回転させるように使う、アナログ入力装置の一種で、多くの場合押すことでボタンとしての機能も持つ。
SONY製品に多く採用されたジョグダイヤルとほぼ同じ動作。車輪(ホイール)状の部品でなく、トラックボールのような球であったり、トラックポイントのような棒状であったり、はたまたタッチデバイスで見た目には部品がなくても、機能が同じならばスクロールホイールと呼ばれる。
- スクロールトラック(scroll track)UI部品 | スクロールバー
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スクロールバーの構成部品中で、スクロールサムが動ける溝の部分。その長さがスクロールできる全体(ソース)を示す。
なお、スクロールボックスという言葉は、溝の部分を指す場合とつまみの部分を指す場合があり、混乱するので本サイトではスクロールトラックで統一する。
スクロールボックス(scroll box)、スクロールシャフト(scroll shaft)
- スクラブ(scrub)タッチパネル操作
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ごしごし消しゴムをかけるように、あるいはギザギザの線で間違いを消すように操作すること。
NewtonOSでは、操作した領域の下にあるものを削除する場合に使われた。 -
スライダを操作すること。スライダから操作位置を離す程細かな調節ができる。意味は「擦る」。
iOSのスライダはこの操作に対応している。
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- スタイラス(stylus)入力装置
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タッチパネルやペンタブレットを操作するためのペン。スタイラスペンとも。
座標感知方式によってスタイラスに必要な機能は異なり、単なる棒から通信機能内蔵のものまで様々。 - ステータスバー(status bar)バー
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多くの場合ウィンドウの下部に存在する四角形の領域。
ウィンドウ内のデータの情報を表示するのに使われる。
例えば、表示されている画像のサイズ、あるいは読み込み中のデータのプログレスバーなどが表示される。
Webブラウザのリンクをマウスオーバーした際にURLが表示されるなどのポイントした部分の情報が表示される事もあり、これはツールチップと役割は同じだが、ステータスバーの方が表示に遅れがなく邪魔にならない。逆に目立たないので気付かれない可能性も高い。 - ステッパ(stepper)アローボタン
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アローボタンの順逆方向2つがひとまとまりになったもの。主に入力フィールドの数値の微調整に使われる。
頻繁に行う操作が独立した、プログラミング言語でいうところのインクリメント(++)とデクリメント (--)の演算子のようなもの。
本来ボタンひとつ分の面積を上下に分割しているため、かなり押しにくい。とは言えマウス操作だけでも使えるようにするには、必須の部品とも言える。
Adobe CS4スイートから左にステッパ、右にコンボボックスという変則的なUI部品が採用されている。
スピンボタン(spin button)、スピナー(spinner)
- ストレッチポインタ(stretch pointer)ポインタ
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左上(↖︎) 上(↑) (↗︎)右上 左(←) 全方位 (→)右 左下(↙︎) 下(↓) (↘︎)右下 大きさの調整できる位置であることを示すポインタ。
変更可能な方向への矢印が描かれたアイコンが使われる。
表にCSSによる効果を適用しているので、確認してほしい。リサイズポインタ
- ストローク(stroke)
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操作にかかる手間の単位。
厳密に定義されているわけではなく曖昧に使われている。
例えば、「クリックはダブルクリックの半分のストロークに見えるが、実際はポイントするという操作があるので、全体としてのストロークはあまり変わらない」とか使う。
キーボードの1打鍵(キーストローク)は比較的指標値として厳密性のある定義。心理学用語の「他者に対する表現」、あるいはスポーツ用語の「一打・一掻きなどの1挙動」のインタフェースへの転用かと思われる。
- スナップ(snap)吸着
- スパークライン(sparkline)
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行(ロー)内に表示される小さな(主に折れ線)グラフ。
数値が並ぶのに比べ、一目で概要が把握できる利点がある。
小さいので、形だけではなく色も併用し、さらに視認性を上げる工夫がされていることが多い。 - スピナー(spinner)
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Androidでは、クッリク後にリスト表示がポップアップするタイプの部品を指す。
と同時に、スピニングホイールの別名であったり、ステッパの別名であったりする。文脈を厳密に読んでも誤解を招きやすい、非常に使いづらい単語と言えるので、本サイトでは極力使わない。
- スピニングホイール(spinning wheel)プログレスインジケータ | スロバー
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くるくると回転し続けて何らかの処理中であることを示す、不確定プログレスインジケータ(indeterminate progress indicator)の一種。
矢印がくるくる回るものはチェイシングアロー(chasing arrow)と呼ばれるが、部品の意味としては全く同じ。CUI環境では「│/─\」などの文字を連続して表示して、スピニングホイールの一種として使われている。
スピナー(spinner)、サークルプログレスインジケータ(circlar progress indicator)
- スプラッシュ(splash)UI部品
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アプリケーションの起動時に表示されるウィンドウ。
スプラッシュスクリーン、スプラッシュウィンドウ
- スプリット(split)グリップ | バー
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ペインとペインの間の仕切り枠。ドラッグすることで位置を調節できる。
タイトルバーと同様に常に表示されている領域なので、ボタンが配置されることもよくある。
ポイントするとカラムストレッチポインタに変化することもある。ボーダー(border)、スプリッタ(splitter)
- スプリング(spring)UI部品 | 操作
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一時的にモードが現れるインタフェース、またはそのような操作。
ドラッグ操作はボタン押している間、マウスの移動に別の意味が現れるスプリング式操作。
例えば、sftキーを押している間は水平・垂直方向にしかポインタが移動しなくなるといった、キー併用の操作もスプリング式の操作のひとつ。スプリング・ローデッド・フォルダ
- スプレッド(spread)ピンチアウト
- スプレッドシート(spread sheet)グリッドビュー
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行と列を持った表。特にマイクロソフト エクセルを代表とする表計算ソフトで利用されるものを指す。
転じて、表計算ソフトそのものをスプレッドシートと呼ぶ。グリッドビューに比べ、任意のセルの範囲選択・コピー・カット、数式・関数による値の加工などなど、多くの機能を持っている。
スプレッドシートには多くの機能が必要であるため、UI部品の一種と見るか製品のカテゴリとみるかは微妙なところと言える。
少なくともOSがその機能を提供することはないので、基本的な部品でないことは確か。 - スポイト(syringe)
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画面の色を指定することで色を選ぶツール。
ツールのアイコンも、ポインタの形もスポイトであるのが一般的。opt(alt)キーを押しておくと(スプリング方式で)スポイトツールとなるツールが多い。
- ズーム(zoom)機能
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画像の拡大・縮小機能。
拡大をズームイン(zoom-in)、縮小をズームアウト(zoom-out)として区別する。ズーム機能のボタンやポインタには、ほとんどの場合ルーペアイコンが使われる。
タッチパネルの場合はピンチ、マウスでは(修飾キー+)スクロールホイールがズーム機能に割り当てられるのが一般的。 - スワイプ(swipe)タッチパネル操作
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指で撫でるようにして左右にはらう操作。2〜4本の指で行われる。
Webページの履歴の移動など、ページ移動に使われる。
横方向に行う操作に対して使われる傾向がある言葉。Apple Magic MouseやMagic Trackpadなど、タッチパネル以外のデバイスでも使用される操作。
パン(pan)
- スワイプリスト(swipe list)リスト
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スワイプによって、リストの項目の横に操作ボタンが出てくるタイプのインタフェース。
項目の削除などが並ぶ。 - スライダ(slider)ゲージ | インジケータ
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溝の上にあるつまみ(サム)をドラッグして量を指定する。例えばボリューム・時間・長さの指定が一般的なもの。水平の場合は右の、垂直の場合は上の方が値が大きい。細かな指定には向かない。
動画の再生ゲージはスライダとして再生位置を変更できると同時に、現在の再生時間を示すので再生中は自動的につまみの位置が移動する。
トラックバー(trac bar)
- スライダサム(slider thumb)サム | スライダ
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スライダに付いているドラッグして値を指定するための部品。
形は丸いものから、四角あるいは三角、または楔形など様々。
きりのいい数値に吸着する機能が付いていることもある。グラデーションを作る場合に、色の変更ポイントを示すスライダサムを特に、カラーストップと呼ぶ。
また、ルーラ上にあるタブ位置を設定するスライダサムを、タブマーカーと呼ぶ。 - スライド(slide)タッチパネル操作
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パネルを押さえながら指を動かす操作。
作用方向はほとんどの場合は縦か横の直線方向に固定。ロックの解除、ON・OFF、スライダの操作に使われる。
操作としてはほぼドラッグと同じだが、作用としてはスライドは画面全体、あるいはスライドスイッチの操作に使われ、ドラッグはファイルアイコンなどの部品の移動作用となる。 - スライドスイッチ(slide switch)サム | トグルボタン
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スライドして値のON・OFFを切り替えるチェックボックスと類似の部品。。
スライドではなくタップでもトグルで切り替わる。
iPhoneが採用して一般化した。 - スロバー(throbber)アクティビティインジケータ
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動作中であることを示すインジケータの一種。throbとは鼓動や駆動を意味し、throbberは「鼓動するもの」を意味する。
止まっていないことを示すため、何らかのアニメーションを行う。1990年代のブラウザの右上に表示されていた、読み込み中にアニメーションするアイコンは、スロバーの一種である。
一時期のApple製品の明滅する電源ボタンなどもスロバーの一種と言えるだろう。