- キー(key)スイッチ | キーボード
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キーボードに並ぶボタンを特にキーと呼ぶ。
カバー(キートップ)とその下にあるスイッチで構成されている。 - ギアアイコン(gear icon)アイコン
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歯車の形をしたアイコン。多くの場合は設定項目(settings)があることを示す。
OS Xではコンテクストメニューの代替ボタンのアイコンとしても使われている。
プラグインや拡張メニューなど「追加の機能」というような意味合いで使われることもある。スクリプトの処理中など、スピニングホイールの一種として、回転することも。
- キートップ(key top)キー
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キーボードのキーの上面。転じてキーのカバー、あるいはキー上面に印字してある文字を指す。
- 機能(function)
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コンピュータの持つ多くの機能のうち、この用語集で取り上げるのは、ユーザインタフェースを構築するのに必要な動作。
アンドゥ、リドゥ、キャンセル、拡大・縮小、検索、ヘルプ、オープン、クローズ、カット、コピー、ペースト、ファンクションキー
- キー配列(Keyboard layout)キーボード
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キーの位置とキートップに描かれる文字の組み合わせ。
ユーザが設定できないハードウェア的なものを指す。
ただし、キートップを無視して、ソフトウェア的に配列を入れ替えるツールも存在する。QWERTY配列、Dvorak配列、親指シフト、NICORA、JIS配列、US配列、TRON配列、などなど
キーボード配列
- キーバインド(key bind)
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キーと機能の結びつき。またはその設定。
キー配列が主としてハードウェア的なレイアウトをさすのに対し、キーバインドはユーザ側で変更可能なものを指す。特に有名なのはUNIX系のスクリーンエディタであるvi(vim)とemacsのキーバインド、ワープロwordstarなどのダイヤモンドカーソルがある。
- キーボード(keyboard)入力装置
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文字を入力する為のボタンが並んだ入力装置。
- キーボードショートカット(keyboard shortcut)キーボード操作
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キーボードによる機能呼び出し。
その組み合わせをアクセラレータキー、またはショートカットキーと呼ぶ。
CUIに先祖返りしたとも言えるキーボードショートカットだが、キーボードショートカットをCUIと言うことはない。CUIあくまでも操作系を指す言葉で、個々の操作の分類に対しては使用しない。操作方法には大きく「幾つかのキーの同時押し」と「幾つかのキーの順番押し」の2種類がある。
両者に特に意味的な違いはなく、Winodwsは主にctrが前者、altキーが後者に対応していて、どちらでも同じ機能が呼び出せる。
例えば、代表的なテキストエディタであるemacsではctr + Xに続けてキー入力を行うのが定番で、この連続入力操作により、入力できるコマンドの種類を飛躍的に増やしている。
ただしCUI上での操作はキーボードからの入力からが当然なので、特にキーボードショートカットと呼んだりはしない。 - キーボード操作(keyboard operation)操作
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キーボードを使ったユーザの入力操作。
- キャップスロック(caps lock)状態キー
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アルファベットの大文字と小文字の入力状態。またその状態をトグルで切り替えるキー。
キーボードの表記は、caps、CapsLockなど。capsは大文字(Capital letters)の略。⇪の記号で書かれることもある。存在して便利なことより間違って押してしまって混乱することの方が多いキー。
誤操作を防止するためにsftキーを押しながら操作するようになっている環境も多いが、余計に混乱している。
混乱を防ぐためにキーにランプによるアクティビティインジケータがついているものが多いが、そこまでしてキーボードに存在する必要があるのか、甚だ疑問。タイプライタ時代から存在しているが、コンピュータでは入力後に大文字・小文字の変換が容易であることもあり、ほとんど必要ないキーである。
そのため、キー配列ごとに位置の移動が激しい。
特に、QWERTY配列でのAキーの隣がキャップスロックの場合は、UNIX系マシンでのキーボードレイアウトではctrキーが来るため、UNIX系の編集キーバインドを利用する人々に不評である。キャピタルロックキー(capital lock key)
- キャプチャ(CAPTCHA)
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Completely Automated Public Turing test to tell Computers and Humans Apartの略。
人間が入力していることを確認するために、文字を崩した画像などを表示し、それを入力させるテスト。
画像を取り込むことを意味するキャプチャとは、全く関係ない。コンピュータが類推できない問題を用意する必要があるのだが、画像解析技術が向上するに従って、ちょっと文字を波打たせる程度では簡単に解析されてしまうようになった。
そのため、さらに崩れた文字を表示するようになり、もはや人間でも読めないという、本末転倒な状態になっている。 - キャレット(caret)カーソル
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文字入力時に位置を表示する縦棒(横書き時)で表される部品。
CUIでは縦棒ではなく1文字ぶんのキャラクタ(多くは■か_)で表され(ブロック)カーソルと呼ばれることが多い。Macではポインタでテキストをクリックした際、近い方の文字間にキャレットが置かれるが、Windowsではクリックされた文字の前にキャレットが置かれる。
Windowsの方式はウィジウィグ的ではなく違和感が生じるが、CUI的な感覚に慣れていれば馴染みやすい。 - キャンセル(cancel)機能
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処理を中断すること。
多くの場合、Escキーによって中断できる。Macの場合はEscキーと共にcmd + .が中断用のショートカットキーとして使われる。
ボタンとしての[キャンセル]は[OK]ボタンとペアで使われることが多い。ゲーム機の場合、決定とキャンセルの組み合わせで様々な選択がなされることが多いので、ほとんどのソフトで、キャンセル専用のボタンが用意されるが、キャンセルボタンという名前のボタンはなく、Bボタンや×ボタンなどがキャンセルボタンとして使われる。
AV機器のリモコンでは大抵[戻る]ボタンがキャンセルの役割を持っている。プログレス表示
- 吸着(snap)機能
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アイコンなどのオブジェクトをドラッグ操作したときに、基準点(線)の近くならばその基準点(線)にオブジェクトの座標が合う機能。
オブジェクトを適切な位置に配置することを補助する機能。スナップ
ルーラ、ガイド、グリッド
- 近接(proximity)クラスタリング
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近くにあることで、それらを同じグループだと感じさせる効果。
空白によって別のグループと感じさせられる、とも言い換えられる。