区切り線(border line)UI部品

 複数の部品をクラスタリングするために引かれる線。
 インタラクションとしては機能しない単なる画像だが、その機能は重要。
 テクスチャとして窪んだ細い線を使用し、溝をイメージさせるのが一般的。

グループボックスセパレータ

クラスタリング(clustering)シグニファイア

 複数の部品が集団(クラスタ)であることをユーザに認識させるためのデザイン手法。各分類は記号論の転用。グループ化(grouping)とか群化とも。
 それぞれ全く当たり前のことしか言ってないが、実際の画面デザインに適用すると絶大な効果がある。

 ゲシュタルト心理学のプレグナンツの法則として近接・相似(類同)・閉合の3つが有名。

近接相似連続閉合

アラインメント、ゲシュタルト

グラバー(grabber)ポインタ

 現在ドラッグ可能であることを示す、手のひら型のポインタ。
 グラフィックツールでは、spaceキーを押しているとグラバーに変化するアプリケーションが多い。

 マウスのボタンを押していないときは手が開いていて、ドラッグ中は掴んだ形に変わるのが、標準的な動作。

 手の形ではなく、4方向の矢印の場合もある。
 大抵の場合、作業領域全体をスクロールさせるのか、レイヤーあるいは部品だけを移動させるのかなどの機能で、手のひら型のものと区別してある。

ハンドカーソル面スライダ

グラフ(graph)

 数値を視覚的に表示するために用いる図形。
 棒グラフ、円グラフ、折れ線グラフが代表的なもの。
 いわゆるインフォグラフィックの基本。

ガントチャート、スパークライン

グリーキング(greeking)

 画像や文字をそのまま表示せず、(灰色の)帯や矩形などの図形として表示する手法。
 レイアウト確認などには細かな文字の形などは必要ないので、図形で代用することで表示速度を上げられる。
 文字の形や画像の印象に引きずられずに、純粋にバランスを見られるという利点もある。

 元々は(意味のわからない文字として)ギリシャ語(greek)をレイアウト確認に使っていたことからきた言葉らしい。

クリッカブル(clickable)

 クリック可能である事。

例「ホットテキストはクリッカブルだ」

クリッカブルマップ(clickable map)イメージマップ(image map)
クリック(click)マウス操作 | マウスイベント

 マウスのボタンを押す操作。GUIのもっとも基本的な操作の一つ。
 多くの場合クリックを1回行うシングルクリックを指す。

 タッチパネルの場合はタップ(あるいはタッチ)と呼ぶ。

ダブルクリック

クリックホイール(click wheel)入力装置

 AppleのiPodに搭載された、ドーナツ型のタッチパネル。
 ドーナツの上を指でなぞって移動量を入力するとともに、押し込む事でボタンとしても機能する。

 タッチホイールは、回転とボタンの部分が別だったが、クリックホイールでは統合され、ユーザ感覚としてはシンプルな作りとなった。
 カプコンロストワールドなどのゲームで使われたローリングスイッチに近い。

タッチホイール

グリッドビュー(grid view)リスト | ビュー
カラムヘッダAカラムヘッダB
セルA1セルB1
セルA2セルB2
セルA3セルB3

 格子で区切られたレイアウト、表組。
 上部にカラムヘッダがあり、その下にセルが並ぶのがパターン。
 ただし、カラムヘッダはない場合もあるし、格子の区切り線は描かれていないこともある。
 縦の(場合によっては横の)スクロールバーや、ページャで画面に入りきれない項目を表示する。

ローカラムセルカラムヘッダ

スプレッドシート

ソートゼブラストライプ

データグリッド、グリッドレイアウト、グリッドリスト、タイルビュー、テーブルビュー、コレクションビュー

グリップ(grip)UI部品

 UI部品の中でドラッグできる箇所をグリップ(グリップハンドル)と呼ぶ。日本語で言えば「握り」。
 絵的にはドラッグできるということのみを示している箇所。滑り止めとなるような凹凸をイメージしたデザインとなっている。
 具体的にはツールバーの左についていて、ドラッグして入れ替えができるようにする部品など。
 ポイントすると、ハンドカーソルに変化することも多い。

サムスプリットハンドルリサイズグリップ

ノッチディンプル

クリッピング(clipping)

 主に画像の一部を切り取る操作。
 矩形に限らず、様々な図形でのくり抜き全般をクリッピングと呼ぶ。

ロッソ

グループボックス(group box)区切り線

 ひとまとまりのUI部品を囲む四角。多くはラベルが左上にある。
 ラジオボタングループは分かりにくくなりがちなので、この部品で区別されることが多い。

閉合

グレーアウト(grayout)

 ディスエーブルであることを表すために、UI部品を灰色で表現する手法。
ディスエーブルの事自体を意味する場合もある。

クローズボタン(close button)プッシュボタン

 部品を閉じる(消す)ためのボタン。丸か四角の中に×という赤いアイコンが主流。主にウィンドウのタイトルバーに存在する。
 Macは左、Windowsは右というように、環境やソフトウェアごとに左右位置は一定していない。

 特に×である必然性に乏しく、Macでは長らく単なる□のボタンだった。
 一説ではAtari TOS 1.0の中央に向けた▼▲▶︎◀︎によって消える意味を表していたのが、三角の隙間部分だけが残って×が使われているとされる。

 また[戻る]ボタンとの使い分けもはっきりしておらず、混乱している部品と言える。

クローズボックス(close box)

クローザブルパネル(closable panel)

 タイトルバーだけに閉じ、また展開できるパネル。
 グラフィックツールなどパネルを多く使うアプリケーションで使われることが多い。
 アコーディオンとは異なり複数開いておけるが、ユーザに混乱をもたらす可能性も大きい。

 以前のMacでは、ウインドウは常にクローザブルでタイトルバーだけにできたが、Dockにウインドウを格納できるようになってから、その機能はなくなった。

 ホーム・会社概要・製品・サポート、みたいなサイト(あるいはアプリケーション)全体の移動のためのナビゲーション
 特に、各カテゴリ・機能へ直接移動できるメニューが常に用意してあるもの。

ハブとスポークナビゲーションバー