- チェック(check)チェックボックス | メニュー
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チェックボックスやメニューで表示される✔︎の記号で、その項目が選択されていることを表す。
または、その記号をつけて設定をONにすること。以前のMacなどではチェックを✖で表現していたが、✖が肯定を意味する文化圏(英米など)と、✖️が否定の意味を持つ文化圏(日本など)で逆の意味に取られてしまったため、どちらでも肯定の意味に取られる✔に落ち着いた。
ゲーム機のプレイステーションでも、✖ボタンが日米のソフトでキャンセルと決定の逆転した意味で使われ、混乱を招いた。 - チェックボックス(check box)トグルボタン
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トグルでON・OFFが切り替わるボタンで、ラベルと共に使われる。ラベル部分もクリック可能な方が操作しやすいが、ボタン部分しかクリックできないダメインタフェースは良く見かける。
チェックボックスそのものに「する」「しない」という意味があるので、ラベルは肯定文で描かれていないと意味が複雑になってユーザビリティが落ちる。チェックボックスに意味が含まれているので「する」という言葉も不要。
例えば、「☑太字にする」とか「☐太字にしない」では情報が混乱しており過剰である。「☑太字」で必要十分と言える。「チェックボタン」は単純に間違い。そのような名称のUI部品はない。
- チェーンアイコン(chain icon)アイコン
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鎖型のアイコンで、連携の有無を表す。
例えば、矩形領域を指定する際に縦横比を固定する場合、縦の数値と横の数値の間にチェーンアイコンが使われ、繋がっていたら縦横比固定、外れていれば縦横比自由を表す。
他にも、ハイパーリンクを設定するボタンなど、様々なものに使われる。 - チャンク(chunk)
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単語など、人間が一度に認識できる一塊のこと。
電話番号などの長い数字を3〜5桁でコンマやハイフンで区切るのも、人間が一度で認識できるチャンクを作るため。
internationalizationをi18nと書くのも、internationalizationではチャンクとして長過ぎるため。
文字数ではなく項目数も同様の制限があり、メニュー項目は4個を目安にセパレータで区切るのが望ましい。
ユーザインタフェースの制作時には常にチャンクを意識しておく必要がある。 - チュートリアル(tutorial)ヘルプ
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個別の操作法をユーザに操作させながら対話的に説明するヘルプの一種。
アプリケーションの初回起動時などに表示され、機能の概要を説明するものをツアーと呼ぶ。これは必ずしも対話的である必要はない。
また、ウィザードに似ているが、チュートリアルはあくまでも練習である。
逆にウィザードはチュートリアルに実際の機能を組み込んだもの、と考えることもできる。