- 一貫性(consistensy)ユーザビリティ
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ユーザインタフェースが「常に」同じ法則で作られていること。
少なくとも同じ製品の中で、操作知識が使い続けられるので、快適に使える。
一貫性があると、学習しやすさ(Learnability)や記憶しやすさ(Memorability)も高まる。決定ボタン右にある、キャンセルはBボタン、リンク文字列は青色といった、プラットフォーム全般で一貫性が求められるものは、特にその法則に合わせないと、使い勝手が格段に落ちる。
OSごとに詳細で丁寧なユーザインタフェースガイドラインが作られている。このガイドラインに従うとUIを迷いなく製作でき製品の質が高くなる。 - イージング(easing)アニメーション
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アニメーションを行う際に、直線的ではなく加速減速を伴って行われるもの。
アニメーションに柔らかさが出て、心地よさと自然さをユーザに与える。
意味が拡張され、単純な加速減速だけでなく、跳ねるような動きもイージングに含まれる。イーズイン、イーズアウト、イーズインアウト
- イネーブル(enabled)
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UI部品が操作可能な状態。有効化状態とか活性状態(activate)あるいは単に有効や活性とも言う。
有効化された部品は通常、立体的で彩度が高く特にラベルの明暗がはっきりして文字の読みやすい状態で表示される。
点滅などの動作がある場合はそれも行なう。 - イベント(event)
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キーボードがのキーが押されたとかマウスのクリックといったユーザーの入力や、タイマーによる時刻指定あるいは定期のもの、ファイルを読み込み終わったとかウィンドウが手前に来た等のシステム状況変化、これらをまとめてイベントと呼ぶ。
それらのイベントの発生をトリガ(きっかけ)として、様々なプログラムを動かす仕組みをイベント駆動と呼ぶ。イベント駆動はオブジェクト指向プログラミングではほぼまちがいなく採用されているシステム。 - イメージマップ(image map)
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一枚の画像の中に幾つものヒット(クリッカブル)エリアが存在するものを指す。
ゲームミストのように、絵の中にある様々な仕掛けを動かすような使い方をする。クリッカブルマップ(clickable map)
- インアクティブウィンドウ(inactive window)ウィンドウ
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マルチウィンドウ環境でユーザの操作対象になっていないウィンドウ。一番手前に表示されていないウィンドウとも言い換えられる。
アクティブウィンドウであることを示すために、他のウィンドウよりウィンドウ枠やタイトルバー、およびアイコンの色が薄い。 - インクリメンタルサーチ(incremental search)
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Enterキーや[検索]ボタンを押すというタイミングをまたずに、文字を入力するたびに検索を行なうもの。
多くのハードディスクなどの記憶領域やマシンパワーを必要とするので、富豪的プログラミングの例で良く取り上げられる。即時性、検索フィールド
ダイナミックサーチ
- インサートキー(insert key)編集キー
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InsertやINSと書いてある、挿入モードを切り替えるキー。キーボードのEnterキーの右側あたりにあるか存在しない。
挿入キーと呼ばれることもある。入力された文字がカーソル(キャレット)位置に挿入され以前あった文字は後ろにずれる「挿入モード」と、以前あった文字と置き換わる「上書きモード」が切り替わるが、ランプなどのインジケータが存在しないので、ほとんど使われていないのに(故に)混乱の大きいキーである。
- インジケータ(indicator)UI部品
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何らかの状態を(文字ではなく)グラフィカルに表示する部品。
代表的な物に、電波受信状況を表示するアンテナアイコンや、バッテリーの残量を表示するバッテリーインジケータ、音量を表示するボリュームインジケータなどがある。
電源ランプやキャップスロックなどの各種ランプはハードウェア的なインジケータといえる。Macのメニューバー、Windowsのタスクトレイなどのアイコンは、メニューかつインジケータとして機能している物が多い。
- インタフェース(interface)
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機械やプログラム、ユーザ間のデータ等の行き来をする箇所をインタフェースと言う。
コンセントやUSBコネクタなどは機械と機械とを結ぶインタフェースの一種。
API(Application Programming Interface)はプログラムとプログラムの間のインタフェース。
また、ユーザと機械との間の関係をUI(ユーザインタフェース)と呼ぶ。 - インタラクション(interaction)
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ユーザの入力と機械からの出力、つまり機械とユーザ間のコミュニケーションのこと。
このやり取りに使う道具をユーザインタフェースと呼ぶ。 - インタラクティブ(interactive)
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ユーザの入力によって機械からの出力に変化(フィードバック)があること。インタラクション可能なこと。
特にメディアに対して使われ、例えばゲームはインタラクティブメディア、映画は非インタラクティブメディアとなる。
本や操作可能な映像はインタラクティブメディアと言えるが、大抵は非インタラクティブメディアとして扱う。 - インテリセンス(intelli sense)
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マイクロソフトの開発した、オートコンプリートにオートコレクト(AutoCorrect)と呼ばれる誤字修正などの機能を組み合わせた入力補助機能。
マイクロソフトの技術名であり、UI一般に使われる名前ではない。 - インデント(indent)レイアウト
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行頭から一定の距離を離す配置方法。
例えば、この行はインデントされている。
続けてこの行もインデントされている。
そしてこの行でインデントが解除されている。多くのテキスト入力ソフトで、インデントはTabキーによって行えるが、セグメンテッドコントロールによっても提供されることもある。
インデントを行う操作のこともインデントと呼ぶ。同じ深さ(行頭からの距離)で連続してインデントされているものがグループとして認識される。
クラスタリングとしては、近接および連続の効果を利用していると言えるだろう。 - インフォグラフィック(infographics)
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様々な情報を、図形によって可視化したもの。
(抽象化された)地図、(説明書などの)イラスト、グラフなど。
文字だけでは直感的に理解しづらいものでも、図表化することで圧倒的に理解しやすくなることは少なくない。
ただし、(棒グラフなどの)馴染みのある手法であったり、認識しやすいデザインであったりしないと、むしろ逆効果となってしまう。 - インフィニットスクロール(infinit scroll)
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主に下方向にスクロールしていくと、項目に続きがある場合にスクロール項目が追加され、項目がある限りスクロールできる仕組み。
スクロールホイールやスマートフォンのフリックはボタンを押すよりもボタンを正確にポイントする必要がなく操作が楽なので、この方式との相性がいい。
また、オンライン上のデータを表示する場合、表示項目が足りなくなる都度ダウンロードすればいいので、操作から表示までの間隔を短くできる。無限スクロール
- インプットデバイス(input device)入力装置
- インライン(in-line)
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そもそもは直線(行)の中にという意味だが、「その場で」といった意味でもよく使われる。
例えば、日本語インライン変換というと変換候補が別ウィンドウではなく、行の中に直接書かれる方式を指す。
その場でという意味では、例えばカラーピッカーがカラーウェルのそばに一時的に出現する場合に使われたりする。