メガメニュー(mega menu)メニュー

 (ドロップダウン)メニューの並びが1次元(直線的)ではなく、2次元(平面的)に並んだもの。
 平面的に配置されていることから、ダイアログと類似した機能が持てるが、主に(Webページ)のナビゲーションに使用される。
 データ入力・設定、あるいは機能(コマンド)の選択に使われることは少ない。

 直線的なメニューに比べ、多くの情報が表示できることが特徴で、アイコンなどの画像が使われることも多い。
 階層メニューでも多くの情報が選択できるが、メガメニューの場合は一気に全選択肢が表示されるため一覧性が高く、操作も容易。
 デメリットは画面を多く占有することだが、メニュー外にボインタを外す、あるいはメニュー外をクリック(タップ)するだけで消せるので、比較的邪魔にならない。

リボンインタフェースティアオフメニューフローティングパネル

メタファ(metaphor)

 隠喩のこと。
 データを紙のアイコンで表示したり、削除をゴミ箱で表現したり、比喩によって抽象的な役割に具体性を与え、分かり易く説明する手法。
 グラフィカルな表現に限らず、ディレクトリをフォルダという言葉に変えたりと、言葉による比喩も含む。

 似た意味で、スキューモーフデザイン(スキューモーフィズム)があり、現実の機器を模倣するGUIを指す。
 現実の機器を知っていればすぐに使い方の予想がつくが、実際使うとなるとマウスなどを使って間接的に操作する必要があるため、使いづらくなりがち。

デスクトップメタファ

シグニファイア

メッセージ(message)シグニファイア

 コンピュータ側からユーザへ向けての出力のうち、特に文言(言葉)によるものを指す。
 大きな意味ではシグニファイアの一種と言えるが、その中でもっとも直接的なものと言えるだろう。

 ダイアログのメッセージが代表的なものだが、ラベルやメニュー項目名なども大きくはメッセージの一種と言える。
 さらには、アニメーションや警告音などもメッセージに含まれる場合もあるが、本サイトでは別のものとして扱う。

エラーメッセージ

  1. セレクタ

     機能を選択し実行するための部品。
     GUIの別名「WIMP」のMにあたる、極めて重要な部品。
     狭義には、その代表的なものであるメニューバーのことを指す。

     メニューのアイコンには、 ( など)下向きの矢印、 ハンバーガーアイコンモアアイコンギアアイコン などが使われていて、それぞれ微妙に使いどころが異なる。

    サブメニュードロップダウンメニュー階層メニューメガメニューラジアルメニューコンテクストメニュー

    リストチェック

  2.  アプリケーションやウェブサイトの主要なカテゴリが一覧でき、選択できる画面。
     飲食店のメニューと近いイメージで、多くの場合ホームとほぼ同義。
     スプリングボードと呼ばれたりもする。

 ドロップダウンメニューを横に並べた部品。
 Macではディスプレイの上部に固定されており、Windowsではウィンドウの上部、タイトルバーの下にある。

ツールバーリボン

 メニューバー上に常に表示されている見出し部分。
 代表的なメニューヘッダは[ファイル][編集][検索][表示][ツール][ウインドウ][ヘルプ]など。
 メニューの階層構造の最上位に存在するが、それ自身は選択できないラベルの一種である。

 なお、ヘッダメニューはヘッダにあるメニューを意味し、主にWebページにおける用語となる。

面スライダ(plane slider)スライダ

 平面をの領域をポイントすることで、二次元的な座標を選択するスライダ。
 スライダを2本使うことでも縦横の座標を指定することはできるが、面スライダを使うことで、一回で指定できる。
 欠点は平面が必要なため、どうしても面積が必要になってしまうことだ。

 グラフィックツールの描画領域の表示・移動にスクロールバー的に使われるほか、カラーピッカーの数値指定などにも使われる。

グラバー

メンタルモデル(mental model)
 人がものを見たときに、その内部構造や動きについて思い浮かべる概念上のモデル。実際どうであるかではなく、それらしいモデル。
 このメンタルモデルに沿った動きをするインタフェースが、直感的なインタフェースと呼ばれる。

「機械の中では小人が働いている」というのも、一種のメンタルモデル。
 多くの人にとってパソコンは本体ではなくディスプレイを指すのがメンタルモデルとしては正しい。

 なお、蒼き鋼のアルペジオのメンタルモデルとは全然関係ない。

シグニファイア、技術モデル(実装モデル)、システムイメージ、概念モデル