ネガティブスペース(negative space)

 対象物(図や文章など)の間や外にある空間のこと。
 地(ground)や隙間(void)と表現されることもある。

 適切にネガティブスペースを確保しないと、情報を判別しづらい、見難いレイアウトとなる。
 例えば、ネガティブスペースを作らず、ギュウギュウに詰めたレイアウトなどがダメな例。
 他にも不適切なネガティブスペースとしては、図地反転図形であるルビンの壺(ツボと向き合った顔の2種類の図に見える絵)のように、ネガティブスペースが意味を持って見えてしまうことがある。

 ちなみに、ネガティブスペースドローイングとは、対象物をべた塗りしてネガティブスペース部分の形に注目しながら輪郭線を描く絵画練習法。
 ネガティブスペースは常識が入り込む余地がないので、純粋な形として認識できるため、正確に形をとる練習になるという理屈だ。

ポジティブスペース

近接マージンパディング

ネガスペース、ホワイトスペース

ネーミング(naming)

 名前をつける事。
 ユーザインタフェースにおいて、極めて重要でありながら軽視されがちなもの。
 この用語集を見れば分かる通り、ユーザインタフェースの用語自体が分かりづらく統一もされていない。

 同じ機能が同じソフトウェア(Webページも含む)の中で別の名前で表示されるといった、ごく基本的な用字不統一も、よく見られる。
 プログラミング段階で特にユーザを意識しないで決めた関数名が、そのままラベルに付けられるなんてこともある。勿論、ほとんどの場合ユーザには意味不明。