解説(Note)

 値には以下のものがある。

Number 数値(整数実数)
Unit 単位
String 文字列
Unicode ユニコード
Date 日付
Boolean 真偽値
Version バージョン
Class クラス
Reference 参照
Alias エイリアス値
Handler ハンドラ
ScriptObject スクリプトオブジェクト
List リスト
Record レコード
Data データ
など
より深い情報

 文字列とユニコード、リスト、レコードの四つが複合値で結合可能である。
 他の値を単純値と呼ぶ。

 a referlence to演算子を使うことで、複数の変数で値を共有することができる。つまり片方の変数の値が書き換えられれば、もう一方の変数の値も書き換えられる訳だ。
 複合値の場合、set命令で代入することで簡単に共有された値を作ることができる。共有されないようにしたい場合は、copy命令で代入すればよい。

 スクリプトオブジェクトはオブジェクトと値の特徴を合わせ持っている。


オブジェクトとの類似点
 要素や属性を持っているものがあり、クラスで区別される。
オブジェクトとの相違点
 値は変数に代入でき、アプリケーションに依存しないので、tellブロックの中でも外でも使える。
 アプリケーションの中で値が定義されている場合もあるが、その場合でも変数の中身はdataクラスに変換されるだけで、値そのものは保持される。
 また、値は演算子によって加工することができる。
(実のところ、Appleが配付している資料でも、値のことをオブジェクトと呼ぶことも多いので、明確な区別はないようだ)