型 |
AppleScriptでは値のクラスとオブジェクトのクラスがある。
例えば、1も100も-7も同じ数字で、しかも整数なのでintegerクラスという値のクラスである。また、「システムフォルダ」も「機能拡張」フォルダも「コントロールパネル」フォルダも全て同じfolderというオブジェクトのクラスである。
「class of 値」で値のクラスは調べる事ができる。「class of オブジェクト」としてオブジェクトのクラスを調べようとしても、オブジェクトの持つ内容(contents)のクラスが返されるかエラーとなるので注意したい。
正確にはクラスは型と言う別名でも分かる通り、オブジェクトや値を定義したものである。例えるなら、クラスはタイヤキの型であり、オブジェクトや値は「タイヤキ」である。工業製品なら鋳型や金型、洋服なら型紙がクラスと言える。
クラスがオブジェクトの型となり
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多くのオブジェクトが作られる
オブジェクト指向プログラミングの用語では、クラスから生成されたオブジェクトを、特にインスタンス(instance)と呼ぶ。
なお、近い種類の用語のをまとめた「スイート」も別名でクラスと呼ばれるが、ここで説明しているものとは違う意味のものである。
これは余談だが、AppleScriptでは値とオブジェクトは類似しているが、値=オブジェクトである言語もある。つまるところ値とオブジェクトは似通っていて当然ではある。