解説(Note)

 演算子を用いて値を加工する事を演算(operation)と言う。
 演算子は以下のようなグループに分けられる。

算術数値(number)を使う普通の計算
論理真偽値(boolean)を使う
比較値を比較し真偽値(boolean)を返す
包含複合値を使う
結合複合値を使う
型変換値の型(class)の変換を行う
グループ化演算の優先順位を決めるのに使う
より深い情報

 演算に使われる値をオペランド(項)と言い、オペランドが一つのものを単項演算子、二つのものを二項演算子と言う。


命令との類似点
 値を渡して、なんらかの処理を行わせる事ができる。
 値を渡す事と返す事が一度に行われる。
命令との相違点
 メッセージが発生せず、素早く処理される。
 必ず値を渡し値を返す(一見そう見えないものも「空の値」を渡している)
 値の加工以外の処理はしない。
 アプリケーションや利用者定義のものはない。

 例えば、利用者定義命令を使えば、+演算子と同じはたらきをする命令を作ることができる。これを見れば意外に演算子と命令は近いものである事が理解できるだろう。


add(1, 2)

on add(a, b)
return (a + b)
end add