コントロールパッドによる文字入力案

コントロールパッドで文字入力を提供する方法を考えてみた

不似合いなゴツいガジェット使ってる女子萌え
昔のエクシーレ女子はブラックベリー使ってて欲しいね

パッドで入力したいでしょ

 最近は、ネットワーク対応のゲームも増えてきて、当然ゲーム中にチャットを行ったり、メールを書いたり掲示板を使ったりする機会、つまり文字入力の機会も増えてきた。
 いつまでも「ふっかつのじゅもん」方式では、高速入力は不可能。かといって、かさ張る上にプレイ姿勢が限定されるキーボードを使うのはゲーム向きでは無い。
 そんなこともあって、任天堂どうぶつの森が新たな入力方式を採用したり、エルゴソフトがPS用にパッド入力方式を開発したりしていて、パッドによる文字入力を真剣に考えようという気運が高まっているようだ。
 そこで、個人的に、以前から考えていた文字入力方法を公開してみることにした。特許とってないので、ソニックチームさんGC版のPSOで、ご自由に使って下さい、わはは(追記:この記事の後に発売されたPSOでは使われなかった…一応結果報告)
 コンセプトは、だいたい以下の通り。

  1. 文字変換時以外は、画面にあらわれる文字を見ずに使える(なれるまでは、サポート画像有り)
  2. できる限り高速に打つために、同時押しを多用する(最大3ボタン同時押し)
  3. 一度の操作で、1文字が出る。2回打鍵はしない(ローマ字入力は考えない)
  4. 初めて使っても、ある程度ストレスなく使える(五十音表に準拠し、他も連想しやすい配列に)
  5. 同じ操作で必ず同じ文字が打てる(入力を予測したりせず、単純なルールで文字が出る)

 格闘ゲームコマンドのような入力方式(大雑把にいえば、十字キーグラフィテイって感じのもの)も考えてみたが、ちと敷き居が高いかと思うので、今回は紹介しない。というか、ある程度でも納得いくものができてないだけだが。

追記
ThumbSyncが正にそれだ。
 この記事を書くより前に開発公開されてるねぇ。

 それから、日本語は拗音(きゃきゅきょ、など)が多いので、拗音が1打鍵となっている方が望ましいのだが、これについて改良の余地が有るかもしれない。

追記
「チョイ入力」という方式に激似であることに気付いた、つーか、前に見たことあるよこのページ。
 体験ページを作っている人もいるので、そこで感触を試すことができる。
 ま、それは兎も角、コントローラで入力するってのが、この鳶嶋式の狙い所だ。

前提条件は

 ここでは、前回書いたマック用コントローラを仮想パッドとして使う。そのパッドの形は下図の通り。
Apple標準パッド案
 十字キーとLボタンがあって、右側のボタンが5つあり、それらを除いた残りのボタンが3つ以上あれば、実現できるので、サターン、ドリームキャスト、プレイステーション、NINTENDO64、GAMECUBE、Xboxなど、主要なプラットフォームで使用可能だ。

 文字入力モードの切り替えは、「Cmd+スペース」同時押し(「あ」段または「スペース」が入力されてしまう危険があるので、この際、切り替えボタンを付けた方がいいかもしれないが)。一般的なパッドの場合は、「R+START」のような感じ。
 ←←で「かな」入力、↑↑で「カナ」入力、→→で「英数」入力に切り替える。↓↓はメニューに割り当てる。
 スペースが変換を兼用し、リターンが確定を兼用するのは、一般的なパソコンの入力方式と同じ。

基本入力方法

 入力モードになったら。以下の流れで文字を入力する。

  1. カーソルキー(方向キー)を入力(押さえたまま)
  2. シフトキー(Sft)を押す(押さえたまま)
  3. コマンド(Cmd)コントロール(Ctr)ボタン(Btn)オプション(Opt)エスケープ(Esc)のいずれか(右ボタン)を押す(押さえたまま)
  4. 右ボタンを離すと決定。

 1,2,3は順不同でいい。1,2については押さない場合もある。
 右にあるボタンを離すまでは、文字が入力されない。逆に右にあるボタンが離されると文字が入力されるのが特徴。
 右ボタンが離されたときに、文字が入力されるので、その前にカーソルやシフトを押し換えてもいい。
 右のボタンのどの組み合わせでも同時押しすると、入力がキャンセルされ、何も入力されない。
 押しているキーによって入力補助画面(パッドの絵、消すことも可能)の表示が変わり、ボタンと文字の対応を示す。
 とまあこんな感じで、格闘ゲームのレバー入れの技程度の入力なので、それなりの高速入力が可能と思われる。

英字入力

 例えば、「?」は「Cmd」、「E」は「↑+Sft+Opt」で入力する。

SftなしSftあり
CmdBtnCtrOptEsc CmdBtnCtrOptEsc
左上 (7abc )*ABC
上 "8def '=DEF
右上 <9ghi >/GHI
左 &4jkl |-JKL
中 ?5mno !0MNO
右 ;6pqr :+PQR
左下 {1stu }%STU
下 _2vwx ~@VWX
右下 [3yz# ].YZ,

 英字は左上から右下まで、1方向につきCtr,Opt,Escの3つにアルファベットを順に並べる(これで、比較的出現率の高いO,Nをニュートラルに配置できる、ちなみにET、AONRISH、DLFCMU、GYPWBV、KXJQZの順に出現度が落ちる、とは言え文章の分野によってけっこう変わるが。
 英字はSftで大文字入力になる(黄)
 正直なところ、英語圏の常識が良く分かってないので、ABC順でいいものかどうか、ある母音程度は法則性を持たせた方がよさそうなんだけど、日本人にはABC順以外分かりやすいものが浮かばない。
 数字はカーソルの方向とテンキーの配列を対応させ、全てBtnで決定。もしかしたら電話の数字ボタンに合わせた方がいいのかもしれないが、私は圧倒的に電卓の並びの方が慣れているので、そちらを採用した。他意はない。数学関連をSft+Btnで決定。
 記号は主にCmdで決定。
 句読点(緑)は、かな入力と操作を同じにしている。
 括弧(青)は始まりはSft無し、終わりは同じ操作のSft有り、斜め方向、Cmdボタンで決定に統一。

かな入力

 例えば、「つ」は「→+Btn」、「ぉ」は「Sft+Esc」で入力する。

SftなしSftあり
CmdCtrBtnOptEsc CmdCtrBtnOptEsc
中
上
右上
右
右下
下
左下
左
左上  

 ニュートラルを「あ」行として、上を「か」行、あとは時計回りに「ら」行まで。左上から、右下に向けて並べる方法は、一番簡単に打てるニュートラルに、出現度の低い「な」行が来るので避けた。その「な」が右下にくると、句読点を想像しやすい位置となるので、Sftしたら句読点が打てるようにした。
 Sftを押すと、濁点がつく(黄)か、促音(水)となる。
 一つ先の行でSft押すと、半濁音(桃)となる。
 右下のでSftで点が打てる(ここに濁点、半濁点もある)
 あとは、適当に隙間に入れている。仕様頻度が高い「っ」を大きいボタンであるBtnに割り当てている程度の工夫は有るが。

実際に打ち込んでみよう

 実際に打ち込んでみないと、なかなかこの方式がどの程度のモノか分からないと思うので、シミュレートソフトを用意した。
 「鳶嶋式タイプライタァ」(2012-02-26現在は公開していない)
 HyperCardスタックなので、Macユーザーしか試せないので注意。Javaで作るべきだったかもしれないけど、HCに比べると圧倒的に作るのが面倒なので、とりあえずHCだけという対応で了承して欲しい。

 音声認識による入力が一般的になるまでのつなぎにしかならない可能性もある。
 しかし、非音声の入力が必要になる場面が無くなるとも思えないので、真剣に取り組むべき課題だと考えている。
 ゲーム業界に限らず、コンピュータ業界全体として。

 そこで結論。

パッドの文字入力環境の向上が望まれているのだ

追記

 iOSのフリック入力によって、手持ち入力装置の問題の一部が解決されたが、その他の特に家庭用ゲーム機での文字入力問題は、キーボードを追加するという方向か、文字は入力させず音声(チャット)を行うというところで止まっている雰囲気。
 WiiUやPS4ではタッチパネルがコントローラについているため、文字入力環境としてはかなり良くなっているようにも感じるが、現在PS4は発売されておらず、スタンダードな入力方式は、ドラクエの復活の呪文みたいなものだ。