Mac用コントローラ

Macにコントローラを付属させるなら、どんなのがイイだろう

iMacがゲーム機になったかもしれない未来
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マックには足りないものがある

 ゲームとは別のエッセイで「キーボード考」というものを書いたが、キーボードとともに、アップルには考えてほしいデバイスがある。
 ここに書いているのだから、それは当然ゲームコントローラ、とりわけパッドタイプのものである。ゲームをやるにはそれなりのデバイスが必要だ。
 iPodのインタフェースはなかなか悪くないので、あれをマックの入力手段にするという手も無くはない。が、ゲームのコントローラにするためにiPodを購入するのは無茶であるし、やはりゲームに使うには汎用性が低すぎる。
 ゲームをするのに適したコントローラは多くあり、アクションゲームではレバータイプのもの、レースゲームではハンドル、フライトシミュレータでは操縦桿が向いている。しかし汎用性があり、コストが低く、どんな姿勢でも持てる、さらには現在主流のゲーム機が全て採用しているということで親しみがあるという点で、パッドである。
 取り合えずMac OS Xのフィードバックに、パッドのドライバを標準で付けてくれと書いておいた。
 ちなみにマックと限定しているのは、自分が持っているのがマックであるからなのであるが、他でも標準パッドは必要だろう。

最低必要なのは何だ

 マックに付けるんだから、少なくともマウスの代わりになる必要がある。
 いろんな姿勢で使うことができることがパッドの利点であるから、ゲーム以外でも極力マウスやキーボードを併用するのは避けたい。
 幸いマックのマウスはボタンが1つなので、アナログの移動用の入力装置とデジタルのボタンが一つあれば、マウスの代わりになる。
 アナログ入力装置としては、ピピン@が採用していたトラックボールという手もあるが、他にもトラックパッドという手もある。
 主にIBMのノートパソコンが採用しているトラックポイントが、コストと使いやすさを考えると悪くない妥協点では無いかと思われる。
 現在のゲーム機が持っているアナログスティックは、マウス代わりとして考えると、もう一つだが、そもそもゲームを遊ぶという目的なのだから、なかなか悪くない。
 だが、手持ちの入力デバイスはコンピューティングそのものを変える可能性を持っているので、マウス代わりの性能を軽視しない方がいいだろう。
 ということで、最低限必要なのは、「トラックポイントとボタン」となる。

 これ以上望むことは特に無い、とにかく標準となるコントローラさえあれば、ゲーム制作者はそれを基にゲームを作れるし、標準があれば、確実なサポートをユーザーも得られる。

次に欲しいのは何だ

 ここで終わっちゃうと、余りに量がないので、もう少し文を増やしておく、蛇足である。
 ダイアログに答えたいので、リターンとエスケープが欲しい。
 次のMac OS Xのコードネームにちなんでテンキーが欲しい(※)と行くかと思えば、さにあらず、パッドがでかくなり過ぎる。
 最近出たPS2用のロジクール「NetPlay Controller」なんか、恐ろしいでかさであるし、膝に乗せて使わなくてはいけないので、机に縛り付けられることは無いものの、かなり自由度が狭められるのは否めない。過渡期のデバイスとしてはそれなりの意味もあるだろうが。
 非常に使用機会の多いキーであるスペースキーも欲しいところだ。

※ジャガーというアタリのゲーム機があって、本体付属のパッドにはテンキーがついてきた。邪魔なだけの気もするが、あったらあったで素敵に使えるので、一刀の元に切り捨てるのも勿体ない気もする。ただ、ジャガーのパッドがでかいのは確かだ。でも今思うと、ドリームキャストのパッドとどっこいどっこいか。
 さらにどうでもいいが、バンダイのアルカディアもテンキーついてたな、確か。

 となると、次に欲しいのはカーソルキーである。現在主流のゲーム機は、全てアナログとデジタルの方向入力装置がついているが、二つの方向入力装置を行き来するのは極力避けたい。
 そこで、私が推奨したいのはアナログとデジタルを同じ場所に置くという方法である。これは方向入力装置として採用しているものは現在無いと思うが、任天堂のGAME CUBEのLRボタンがアナログとデジタル双方の入力を受け付けるような設計となっている。そう非現実的な選択でも無いだろう。
 マックの操作で、マウスとカーソルが完全に併用される状況というのは、案外無い。なんせ、マックはカーソルキーが無かったんだから。
 とはいえ、アナログとデジタルは別にするのが、現実的な選択かもしれない。

さらに欲張る

Mac用コントローラ

 最近はWINでいうところの右ボタン、コントロール+クリックができるとありがたい。この際だから、主な機能キーを装備してほしい。デリート、タブ、シフト、オプション、コマンドがあると完璧か。
 移動に関連するもの(カーソル、シフト、タブ、マウス移動)を左、機能に関連するもの(デリート、リターン、コントロール、オプション、コマンド、マウスクリック)を右に配置し、スペースはまん中に置く。
 細かな配置は、極力キーボードのレイアウトに合わせるのがいいだろう。

 パソコンの特性から、キー割り当ては後の設定でどうとでもなるので、ある程度の数があれば最初はどんな割り当てでもいいとも考えられるかもしれない。
 だが、ユーザーのほとんどはデフォルトのまま使うと予想されるので、この配置はあだやおろそかにできない。

 これをもとに文字入力も考えてほしい、マックの場合、音声入力がかなりいいところまでいっているので、ボタンによる文字入力を考える必要は無いかもしれないが、一応入力できるようにしておく必要がある。
 ソフトウェアキーボードが一番現実的な対処方法のような気もするが、快適な入力は不可能だろう。

 富士通のFM-TOWNSがやって失敗しているし、Apple自身もピピンで失敗している、でもあえて言う、パソコンにパッドを付けるのは正しい。

追記

 iOS7ではパッド用のAPIが用意されたようなので、iPhoneやiPod経由でMacを使えるようにしたほうが実現性は高いように思う。
 しかも、液晶ディスプレイ付きタッチパッドも使えちゃうのだから素晴らしい。
 ちなみに、冒頭で出してるiPodはタッチパネル付きのモデルじゃなく、ドーナツをぐるぐる回すタイプのインタフェースのものを指している。
 この文章を書いた当時は、まだiPhoneは出てない。

 旧MacOS時代も、ゲームスプロケッツ(ゲーム向けAPI)とか入れたのに、ハードウェア的な対応を全くしないAppleに苛立ちと怒りを覚えていた。
 iOS機器については、それ自体が手持ちインタフェースとして優れておりゲームも沢山出た。
 やっぱりゲームを一般化させるにはMacにも手持ちインタフェースの同梱が必要だったと再確認。
 セガがMac向けにサターンパッドとぷよぷよフィーバー出した位じゃどうにもならない。

 そこで結論。

マックにパッドを付けろー、付けろったら付けろー