要素の凡例

 $ σ_σ$  < ここではいろんな要素に共通することを解説するわ。
 Σc ' _' )  < 使い方を忘れた時に、ざっと見てみるのもいいかもだぜ。

概要

 テクスティオの要素は、その書き方や配置によって機能が変わる文脈依存型の言語です。
 要素によって、どの構文が使えるかは異なりますが、例えばxxx要素があったとして、テクスティオでは次の8種類の使い方が想定されます。

種類構文配置説明
命令<xxx/>act,option初期化などの機能
包含<xxx>内容</xxx>主にact,option入れ子構造
定義<xxx id="識別子">内容</xxx>textio関数の定義
召喚<xxx id="識別子"/>act,option関数の呼び出し
設定<xxx id="識別子">内容</xxx>act,option変数の設定
置換<xxx id="識別子"/>p変数と置き換え
修飾<xxx>内容</xxx>p文字の修飾
条件<e xxx="条件式">…</e>属性ブロックの判定

要素の分類

 テクスティオの要素は大まかに命令コンテナの3種類(カテゴリ)に分けられる。

命令

 <go><inventory>
 命令要素としてのみ使える要素。

コンテナ

 <textio><act><p><i><else><select><option>
 他の要素やテキストを内包する要素。包含・定義・召喚要素の使い方ができる。

 <var><i><item><at><pla>
 値を扱う要素。命令・設定・置換要素と条件属性の使い方ができる。

文脈(コンテクスト)

命令要素(act,option要素内 空要素)

<xxx />

 act,option要素内の空要素は、命令を実行する。

初期化要素(act,option要素内 空要素)

<xxx />

 act,option要素内の空要素は、命令要素の一種で、値の初期化を行う。

包含要素(act,option要素内)

<xxx>内容</xxx>

 act,option要素内に配置される内容あり要素は、シナリオの構造を作るために使われる。コンテナ要素。

※ act要素はtextio要素内にも配置される。
※ option要素はact要素内には配置されず、select要素かoptionの要素内に配置される。

召喚要素(act,option要素内 id付き空要素)

<xxx id="識別子"/>

 id付きの空要素として使うと召喚要素となり、実行時に定義要素を呼び出す。

※ 配置は包含要素が置かれる場所と同じだが、select要素だけはselect要素内に置かれる。

定義要素(textio要素内 id付き)

<xxx id="識別子">定義内容</xxx>

 textio要素直下(トップレベル)にidを付けて配置すると、召喚要素を使って呼び出せる。

設定要素(act,option要素内 id付き)

<xxx id="識別子">設定値</xxx>

 act,option要素内に配置されるid付き内容あり要素は、値の設定に使われる。

置換要素(p要素内 id付き)

<p>…<xxx id="識別子"/>…</p>

 p要素内のid付きの空要素として使うと置換要素となり、値の内容に置き換えられる。

※ p要素は値の内容ではなく、定義要素の内容に置き換えられる。

修飾要素(p要素内)

<p>…<i color="#cc0000">内容</i>…</p>

 p要素内に配置される(idなし)内容あり要素は、テキストに(条件を含む)属性を設定するために使う。

属性

 要素ごとに異なるが、共通する属性は、値要素で条件に使えるvar、i、item、at、pla属性と、識別子を指定するid属性がある。

id属性

 id属性は要素を特定するために、定義・設定と召喚・置換の各要素で使われる。
 内容を含む場合が定義・設定、空要素の場合が召喚・置換となる。

<xxx id="識別子">定義・設定内容</xxx>
<xxx id="識別子"/>

条件属性

 値カテゴリのvar、i、item、at、pla要素はの属性として使うと条件属性となる。

条件分岐

適用可能な判定属性

 次の例のeには、textioとselect要素を除くすべての要素が適用でき、条件判定が行える。
 xxxには、var、i、item、at、plaの属性が条件として使える。

<e xxx="条件"/>
<e xxx="条件">真の場合の内容</e>

 空要素であれ、内容あり要素であれ、条件が真の場合だけ実行(出力)される。

else節

 textioselectを除く包含要素、および修飾要素、設定要素は、else要素を含める。
 具体的には次の例のeには、<act><p><i><else><option><var><i><item><at><pla>のいずれかが入る。

<e xxx="条件">真の場合の内容<else/>偽の場合の内容</e>