<i>要素

 $ σ_σ$  < i要素はinsertion(差し込み)とかinfomation(情報)の略よ。
 Σc ' _' )  < italicじゃないんだ?!

概要

 文章を画面に表示する要素で、p要素の中にのみ配置して使う。
 また、文字列を格納する変数としても使用できる。

 i要素の中には、文字列およびelse要素が配置できる。

文脈(コンテクスト)

初期化要素(act,option要素内 空要素)

<i/>

 何の属性もない空要素を置くと、変数を全て初期化する。
 開始時にとりあえず入れておくと、再プレイ時に余計なことを考えなくてすむ。
 初期化しないと、前回プレイ時の値が設定される(オートセーブ)

設定要素(act,option要素内 id付き)

文字列の設定

<i id="name">シン</i>

 iには文字列が設定できる。

真偽値の設定

<i id="doorOpen" />
<i id="door">true</i>
<i id="door">false</i>

 var属性と同様に真偽値を設定することもできるが、特にi要素で使う必要はない。
 falseを設定すれば変数が解放されるので、ちょっとだけ記憶容量の節約になる。

置換要素(p要素内 id付き空要素)

<p>「こんにちは、<i id="name"/>!」</p>

 id付きの空要素として使うと、変数の内容に置き換えられる。
 基本的な使い方は、修飾要素と同じ。

修飾要素(p要素内)

<p>あなたは<i var="equipHat">帽子を脱いで</i>お辞儀をしました。</p>

 p要素の一部を置き換えるための要素。
 色や条件判定などの属性を指定しておかないと、単に文字が表示されるだけでi要素にする意味がない。イタリック(斜体)で表示されるわけではないので注意。

属性

color属性

 16進数6桁のカラーコードを書くことで、文字の色を指定できる。
 16進数の頭には#を付ける事。
 指定しない場合はtextio要素のcolor属性で指定した値。

<p><i color="#cc99dd">…</i></p>

size属性

 数値を書くことで、文字の大きさを指定できる。
 指定しない場合はtextio要素のsize属性で指定した値。

<p><i size="20">…</i></p>

条件分岐

適用可能な判定属性

 i要素は値(var、i、item、at、pla)を属性に書いて条件判定が可能。
 条件となる属性が複数ある場合は、andで判定が行われる。

<p>ウサギさんは<i item="ニンジン">ニンジンに視線を向けたまま</i>メイシを差し出しました。</p>

属性としての仕様

 iによる条件は、textioとselectを除く要素の属性として設定できる。
 条件の記述に空白は含めない。

 直接idを記述すると真偽判定がなされ、文字列はtrueとして判定される。
 !はNOTを意味し、変数名の前に付ければ「それ以外」を指す。

<p i="test">テスト成功!</p>
<p i="!test">テスト失敗…</p>

 i属性は=で比較を行う。
 =はC言語等の==にあたる。
 フラグ判定と同様に!を使って結果の真偽を反転できる。

<p i="test=合格">おめでとう!!</p>

 条件を複数並べることもできる。
 ,はAND、;はORにあたる。,と;が同時に含まれる場合、,(AND)が優先される。

<p i="test1,test2">どっちも設定済</p>
<p i="animal=亀;animal=虎">亀か虎</p>

else節

 i要素はelse要素を含める。
 i要素で、何らかの判定属性が設定されていないと、else節は実行されない。

<p>「お前<i var="eatUdon">歯にねぎがついてるぞ!<else/>にんにく臭いな</i>」</p>