映画、うさぎドロップ観てきました。
やー、非常に良かったですね。現在放映中のアニメの出来が神ががってますが、映画もなかなかです。
にしてもダイキチの妄想がいろいろ酷かった(褒め言葉)。
映画としてコンパクトにまとまった感じで、名作とか傑作とかは言わないけど、良作。
ちょこちょこと笑わせたり感動させたり、大事件は起きない等身大の話。
しかし松山ケンイチは映画のたびに見事にキャラ作りしてくるなー。あえてキャラと言いますが、もうなんか「出来の良いダイキチのコスプレ」という感じです。
ホント、漫画原作の映画化向きの役者だなぁ。
あ、リンちゃんは可愛いです。当然のように。
マルドゥック・スクランブル 燃焼観てきました。
前作からすると、アクションシーン少なめ。
動きのないカジノシーンをどのように演出するのかなー、と思ってたらカットインかー、ちょっとガッカリ。
しかし、バロットはやたら裸になるなー、原作もこうだったっけ?
ちょっと、バロットは普通に喋り過ぎだよなー、どの機械から声を出しているか、観てもよく分からなかった。
ハンプティ=ダンプティ、予想を遥かに超えてタマゴそのまんまでした。いや原作にも、タマゴそのものみたいに書いてあったけどさー、タマゴ過ぎるだろー。
本日は、ホッテントリメーカーで作った風味のタイトルにしてみました。
さて、株式会社エルフが「エルフ イン ワンダーランド」というインタラクティブフィクション(コマンド入力アドベンチャー)を配布してますね。
…exeで。Macじゃできねーよ。
んで、もうすぐインタラクティブフィクション「STEINS;GATE 8bit」が出ます。10月28日発売予定。
TVアニメ「シュタインズ・ゲート」も好評のうちに終了し、その後は劇場版も用意されているそうで、実に旬です。
んで、現在「STEINS;GATE 8bit」はトライアルも遊べます、exeで!!!
そんな感じで、なんだかインタラクティブフィクションが復権するかもしれない今日この頃。exeで!
まーインタラクティブフィクションって言い方を推しているのは、うちぐらいのもんですけど。
そして以下、鳶嶋工房(本サイト)で公開しているインタラクティブフィクション一覧です。
「STEINS;GATE 8bit」が出る前に、いっちょコマンド打ち込みの肩ならしにどうでしょうか。
とりあえず「テクス君とティオちゃんのIF入門」で慣れてから、「秘密の館」そして「脱出王」という流れでプレイするのがお勧めです。
そして「脱出王」をクリアしたり諦めたりした後に、他のも片っ端からやってみるというのが良いんじゃないかなー、と。
コマンド入力アドベンチャーに関しての考察を以下のようにやっているので、興味があったら読んでみるとよろしいかと。
そして、「STEINS;GATE 8bit」で詰まり状態になったときの攻略のヒントになったりするかもしれないです。
あ、8つのコマンドか…知っとくべきは、たぶん「talk、hit、get、look、send、move、go、えーと、それと…attach」の8つだと思うよ! カンで!! 元総理で!!!
2011-09-15
「バットマン・ビギンズ」観ました。
「ダークナイト」は観たけど、こっち観てなかったなー、ということで。
ティム・バートン版のバットマンは、ことごとく寝るという、私の映画を面白いと思うか思わないかのテストに見事に不合格になったシリーズでしたが、「バットマン・ビギンズ」は寝ませんでしたよ、再生中は。
超久しぶりにDVD借りてきた…、あー嘘付きました、前借りたビデオはVHSです…、ので一旦停止して布団で寝て、起きてから続きを観ました。
「ダークナイトが傑作過ぎてひびった」に書いた通り、ダークナイトは結構見やすかったんですが、それに比べると画面暗すぎの印象で、実際に眠くなったことは否定できません。
ちょっと眠くなったとは言え、本作は噂に違わず面白かったです。「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」の感想でも書きましたが、やっぱり誕生編は面白い。
オープニングから一人でボロボロになっているブルース=ウェイン、両親を殺され、会社は乗っ取られ、犯罪と汚職が跋扈する街に絶望し、って底の底から、次々と仲間を得て力と自信を回復させ、ついにはバットマンと(ウェイン商会と)いう力を手に入れる。
そういう作劇の基本「落ちたら這い上がる」ということが映画自体のテーマとなりセリフとなって語られます。子供の時の井戸に落ちるエピソードも合わせて、分かりやすい!!
ギリギリ観客を馬鹿にしないレベルで分かりやすい。ほーら分かりやすいでしょー、って感じの分かりやすさじゃなくって。
バットマンはコウモリのくせに、結構アクションは重いので、微妙に爽快感が足りないのが常なのですが、本作はワイヤーを多用して、「スパイダーマン」とまでは行かないものの、軽さのあるアクションも行ってます。
とは言え、爽快感という意味では、突き抜ける部分はなかったように思います。
毎回気になるバットモービルですが、本作では装甲車タイプで、超パワフルです。個人的には装甲車タイプのバットモービルは「違うだろそれ」と思いますけど、このカーアクション部分での爽快感はかなりのものです。
終盤のモノレールのシーンも、バンバンマンホールの蓋が飛んだり、建築物が壊れたり、ド派手で満足です。
そして一番驚いたのが、ルトガー=ハウアーが、あんなじいさんになっているとは思わなかった、ってこと。いや、俺も年取るわけだよ。
「ブレードランナー」の時の印象しか持ってなかったんで、もっと細い感じのじいさんになると思ってたんだけどなー。
あ、そーいや「レイチェルに俺を信じろ(trust me)って言うのは「ブレードランナー」と一緒だね。言うのはルトガーじゃなくてハリソンだけど。
渡辺謙は重要な役とは言え、あんまり活躍はせず…うーん。渡辺謙目的でみたらがっかりするでしょうね。
DVDを借りるのは初めてですが、DVDを観るのは久しぶりで、初期DVDよりはましなものの、操作するたびにいちいちムービーを挟む操作性の悪さには閉口しました。
全く、あのムービーの意味が分からない。ただイライラさせるだけだと思うんだけど、皆さんどう思っているんでしょうか。
DVDを観なくなったのは、メニューに限らず操作性の悪さが理由の大半を占めていたということを忘れていました。
ちなみにMac OS Xに附属のDVDプレイヤーを使って、iMacで観たのですが、操作性の悪さを解消する方法ってあったりするんでしょうか。
2011-09-18
「X-MEN: ファイナル ディシジョン」観ました。
X-MENの映画で、これだけ観そこねてるなー、ということでDVD借りてみました。
なんか監督交代やらなんやら裏でゴタゴタあったらしく、サイクロップスさんがあんまり出ません。リーダーとは言っても特別大事なキャラと思ってなかったけど、いないとなんちゅーかX-MENっぽく無い。
そういや旧ジャケットに至ってはサイクいないしな。「ウルヴァリン: X-MEN ZERO」サーガの一編と言った方が正確かも。
本作では、はぐれ狼気質のウルヴァリンがサイク役もやって、なんだかリーダーになってるのが変な感じ。
今回、映画初参戦はエンジェルとマルチプルマンとジャガーノート、ビーストも初登場だがウルヴァリンとのやり取りに違和感。
キティ・プライドは以前から、ちょいちょい出てたけど、今回は主役チームの一人と言っていい活躍で事実上初参戦。ただ、毎回役者変えるなよ! 能力出すまで誰か分かんないだろ!
コロッサスもキティと同じ感じだけど、役者が2と一緒(だよな)ということと、マッチョ系若者はコロッサスしかねーだろ、ってことで能力出さなくてもすぐ分かった。
後、サイロックも出てたらしいけど、どこに出てんだかわかんねー!! …ああっ、敵の3人娘の右側の髪青く染めてる娘! …って決起集会の所しか出てねーし能力出さないし。ニンジャとは言え、スタン=リーより目だってねーじゃん!!!
そんなんで、エンジェルはアークエンゼルになってからの方がカッコいいし、ジャガーノートはCGで巨体描いて欲しかったし、サイロックには活躍して欲しかったのに、なんだか全体に微妙な感じになってます。
VFXやアクション的にはそこそこ、特にストームが、めがっさカッコ良かった! てゆーか、この映画はヒュー=ジャックマンとハル=ベリーのプロモかよ!!
そんなわけで良い所がないわけじゃないけど、X-MENファン的には「ナニこれ」的印象が拭いきれない、できればなかったことにしたい一本、公開時に惹かれなかったのも分かる。
2011-09-19
「カーズ」のDVD観ました。
今「カーズ2」やってるし、ピクサーは一通り押さえとくかなと。
手足がないキャラクタだけでアニメやるってのは、短編は持たせられても長編は無理だろ、と思ってましたが持たせましたね。
車がキャラクタのアニメと言うと「へーい!ブンブー」を思い出しますが、あれはブンブー以外は普通の人でしたし。エプロンドレスの女の子が生意気で可愛かったね。
それはともかく、本作では登場キャラが全部車という凄い世界。人が車になっているだけでなくて、牛がトラクターになってて、虫がビートルという徹底ぶり。
こうなるとSF的な香りすら漂ってくる。
登場する車は、多分(主人公のマックィーンを除いて)全てモデルとなっている実車があるようで、なかなか上手い具合に車種が配役されている。
ポルシェが女性という発想は持ってなかったが、この映画を観るとそれも有りかなと思えた。やはり選択の決め手は尻だろうか。
フロントガラスがまるまる目なので、目による演技が分かりやすい。
車を正面から見た所を顔に見立ててあるので、よく考えたら生首だけで演技してるようなもん。
アニメは表情の演技がよく分かるように、頭でっかちで目が大きくなる傾向にあるものだが、カーズはその究極と言えるわけだ。
とは言え、舌を出すのは、そこだけ生ものっぽく終止違和感があった。
カーアクションは普通に走るだけでなく「マッハGoGoGo」みたいなアクションもあって面白い。
話も、変に奇をてらわない王道で安心して観れた。王道はやっぱり心を捉えるね。
2011-09-20
「南極料理人」観ました。
今「ゴールデンスランバー
」を読んでまして、そしたら堺 雅人の情けない顔を見たくなってきて、どれ観ようかなと思った所で、鉄板に面白い南極料理人のDVDを借りてきて観た、という所です。
「遊星からの物体X」に代表されるように、南極とはもはや宇宙に近い極限環境なのです。
ゴキブリどころかウイルスも寒すぎて生存できないその環境で、撮った映画がコメディですよ!
いや、正確にはノンフィクションに近いんですが、結果できあがったのがコメディというのが凄いんですよ。
もー、結局ね。食い物ですよ。人間。
きたろうがラーメン食う所で、絶対笑いつつ涙出る。超感動大作ですよ。
マイフェイバリット邦画で「七人の侍」の次に来るぐらいの傑作と言って良いです。
…どのぐらい凄いのかよく分からない表現ではありますが。
美味いもの食った時に、「おいしー!」とか言わず、表情だけで伝えるのが凄い。
国分太一の「柔らかーい」とかゆー、何の感想にもなっていないコメントに比べて、その表情のなんと雄弁であることか。
さて、この映画を観て考えることは、宇宙のような極限中の極限空間に行ったとしても、やはりそこには食と笑いがないと人は生きていけないのだろうな、って事。
そんなプリミティブな「生」を感じさせるこの映画は、傑作と言えるのです。
2011-09-20
「バトル・オブ・シリコンバレー」観ました。
私は「PIRATES of SILICON VALLEY」という名前で記憶していたので、パチモン? とか思いつつ借りてきましたが同じものでした。紛らわしい。
内容自体は、軽めのApple & MSウォッチャーでも知っていることばかりですが、映像で見るとまた別の感慨がありますね。
AppleやMSに興味がある人はいっぺん観ておいても損はないかと思います。
懐かしのハードウェアやソフトウェアが画面に出てきてそれだけで結構満足です。
でも、Wndowsは言葉だけで全然出てきません。なんで?
Windows1.0とか見せたら、ジョブズの「盗んだな!」が嘘くさく見えるから?
だって、ぜんぜんマルチウィンドウじゃないんだもんな1.0。マルチペインなんだからPanesって名前にしたって良いぐらいだもんね。
それはともかく、ジョブズが実に嫌なやつで、ウィリアム君の悪さがあんまり目だってない。
そら、解雇もされるわジョブズ。と納得してしまうぐらい、やな奴。
…と言っても、スカリー時代のAppleは全然好きじゃないんだけどね、私。
事実ベースとは言っても、フィクションなんでジョブズ先生はとても気さくな良い人なのかもしれませんけどね。
ところでこのDVDは、TUTAYAでしか買ったりレンタルしたりできない模様。
2011-09-21
ウォッチメン観ました。
傑作です。
映画館で観たかったなぁ。…でもコミック(グラフィックノベル)を先に読んでないと、ここまで楽しめなかったろうなぁ。
スーパーヒーローものを期待して観ると肩すかしを食うが、スーパーヒーローものが好きでないと楽しめないという、実になんというかニッチ狙いの大作です。
ウォッチメンはいわゆるアメコミヒーローものですが、スーパーマンやX-MENのように長く続いたシリーズではなく、この映画のストーリーだけで完結している。
つまり、基本前知識は必要ない映画であり、ここ最近面白さを訴えている「ヒーローの誕生もの」でもある。
前知識必要ないとか言ってる割に、コミック先読んだ方が面白いとか言ってるのはなぜか。
まず、前知識は必要ないが前提知識はかなり必要ということ。
冷戦時代の背景がしっかり分かってないと、かなり面白みが削がれる。
スーパーヒーローもののお約束的知識が身に付いてないと、かなり面白みが削がれる。
話がかなり入り組んでいる上に、主要は6人とは言えその他の登場人物(ヒーロー)がかなり多い。
チラシや看板、新聞、雑誌に張り込まれている情報が半端無い。
ということで、一見さんお断りムービーの栄光を易々と手に入れてます。
ひどい。
この映画は2時間43分という「短い」上映時間の割に原作の再現度が半端無く高いので、繰り返し観れば問題ないとも言えるけど。どちらにしろ、一見さんお断りなのは間違いない。
断然、コミックを先に読むのをお勧め。
ロールシャッハのマスクの模様が動く所だけでも、もうコミックを読んでいる人間は「おおっ」とか思うしね。
非常に多くの問いが投げかけられる「社会派映画」なので、凄く語りたくなること請け合い。
あと80'sの音楽が沢山流れるのが良い。「ロックバルーンは99」とかちゃんとドイツ語バージョンだしね。
2011-09-23
カプリコン・1、観ました。
1977年制作ですから実に懐かしい雰囲気ではありますが、1972年にアボロ計画が終了して5年後、火星有人探査計画についての映画ということで、非常にリアリティがあります。
映像技術的には、チープなところは勿論ありますけど、それも含めて時代感がリアル。
政治陰謀劇なんですが、車が暴走するシーンとか、複葉機とヘリコプターのチェイスシーンとか、結構ハラハラするシーンも入っていてお得感のある映画です。
砂漠のシーンでは漫画「宇宙兄弟」を思い出しましたね「a piece of cake(これくらい 何だ)」とか。
そんで、蛇がちょっと美味そうなのよね。あの状況だと美味なんじゃないかなぁ。
後、宇宙飛行士役の一人にO.J.シンプソンが出てるんですよ。あの、O.J.シンプソン事件の。
刑事裁判で無罪、民事裁判で殺人に関与という判決が、じつにグレーでサスペンスな人物です。2007年という意外に最近に強盗事件起こしてますね…これは知らなかった。現在収監中。
2011-09-23
「ヘルボーイ」観ました。
なんつーか、凡作?
「ヘルボーイ ゴールデンアーミー」の出来がよろしいとのことで、その予習に観ました。
これでゴールデンアーミーがイマイチだっからどーしよう。
それはともかく、ゴツい顔と体に驚異的なパワーと神秘的な技、そして少年の心を持った男、ヘルボーイ。
ヘルボーイの少年っぽさにキュンときますね。
そんで、ヒロインの外面ちょっと病的な印象だけど割とお茶目なパイロキネシスってのが、じつに良い。
アクションは、主な敵が1種類で人型でもない(四つ足)ので、もーひとつバリエーションが出せてない感じ。
全体的に、ただ殴っている雰囲気。
ヘルボーイはコミックを読んだことがないんだけど、あの頭ってゴーグルだと思ってたよ。
角折ってるのね、あれ。…そんだけ。
レンタル版じゃないやつには、漫画家(漫画評論家)スコット=マクラウドによる解説があるのか…それはちょっと見たいな。
あ、それとこれチャプタメニューがない。なんでやねん。
Mac附属のDVDプレイヤーとかで見るとチャプタの選択はできるんだけどさー。あと字幕がそのまま見ると英語と日本語と一緒に出てきたりして、なんか作り悪いな。
初期のDVD+初期のMac DVD プレイヤーで観ると、再生そのものができなかったりしたもんだけど、それに比べると大した問題じゃないっちゃないんだけど。
2011-09-24
「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」観ました。
ティムバートン節が炸裂してますねー、やっぱり。クリスマスとか犬とか好きだなぁ、この人は。
Diary / 2005-11の日記で書いてる通り、「コープスブライド」も割と好きですが、こっちの方がもっと好きです。
流石に映像は古いけど「コープスブライド」に比べると、やはりハロウィンとクリスマスという2大イベントをまとめて取り込んだ本作の方が、キャッチーさの時点で勝つねー。
しかも、デジタルリマスターも出てるんで、そちらだと映像も遜色無いし。
ヘンリー・セリック監督の「コララインとボタンの魔女」は観に行こう観に行こうと思ってたんだけど、観てないんだよねー。いつか観る。
人形アニメの動き、キャラクタデザイン、背景美術、音楽、実に凝ってます。素晴らしいです。
ストーリーがまた良いんですよねー、ジャックとサリーは「この永遠の繰り返しから逃げることはできないのではないか」という、人間の根源的恐怖を共有していて、それを変えようと奮闘して、ちょっとだけ変わった世界でまた自分らしく生きる(つーか生きてんのこの人たち?)
書くと陳腐だねー、でも観ると陳腐じゃないんだよー。
あ、久しぶりに見た感想は、記憶の中のサリーより体格良かったってこと。
「シン・シティ」観ました。
なんかタランティーノっぽい映画だなー、と思ってたら、一部を本当にタランティーノが撮ってた。
我ながら、なかなかのソムリエっぷりだ。…事前知識で知ってろって気はしますが。
グラフィックノベルの代表的なタイトルのひとつで、わざわざ特殊メイクでコミックのキャラクタに似せたり、原作者のフランク=ミラー自身が監督しているシーンもあるという、原作の忠実度が半端無い作品。
ミッキー=ロークのキャラが原作激似で、ミッキーだと気付かないぐらい。
ただ、ブルース=ウィリスはブルース=ウィリスでした。
全編ハイコントラストなモノトーンで、血糊など一部に色がついているという映像で、これまた原作の雰囲気を出す演出。
3つのストーリーが絡むような絡まないような感じで進行するのが「パルプ・フィクション」っぽい感じ、そして全編バイオレンス。
動きなんかも現実よりもコミックよりで、もう擬音も入れちゃったら良いんじゃないかと思ったけど、それはなかった。
こういうのは、カッコいいと滑稽のギリギリのラインでカッコいいのが良いんだけど、個人的にはちょっと滑稽よりだった感じ。勿論、カッコ良くはあるんだけど。
ちなみにSINとは罪の事で、「虚空の揺籃」の主人公のシンの名前は、なにげにこの映画から取ってます。
言わないと絶対分かんないですが。
2011-09-25
「カーズ2」観てきました。
ポリリズム!!
そんな感じで、3D吹き替え版で観てきたんですが、シューマッハたんとかミカたんとかは今回出てんのかなぁ…。
3Dは字幕で観てはいかんね。吹き替え版で変なキャスティングじゃなきゃ、吹き替え版がベスト。
本作は日本・イタリア・イギリスと転戦するので、もう車種が凄いことになっています。
イントロの007的なスパイカー(ボンドカー)のアクションとか、いやなんちゅーか、素晴らしいです。
もう、人間がいないとこが気にならなくなる程の開き直りと言うか、何と言うか。
配役(車種)を決める会議とか、ホント楽しかったろうなー。
転戦先が日本・イタリア・イギリスですよ。どないしょー思いますよね。フランスとドイツも入れましょうよ!とかね、入れてるし!!
私程度の弱いカーキチでも、鼻息荒くなるようなシチュエーション。いわんやをや!!!
日本の描写に、今回のローカライズは半端ねーなと思ったけど、よく考えたらそもそも日本だからローカライズもなんもないよな。
日本描写が意外に正確。つーか、制作者は相当に日本びいきだな。
ま、とにかく。カーズ2、面白いです。もっと色々言いたいですが、ひとことで言って「観て損なし」です。
2011-09-26「チョコレート・ファイター」観ました。
いやもー、素晴らしいです。
「マッハ!!!!!!!!」大好きな私ですが、越えたね。越えちゃったね。大傑作です。
まず、ヒロインのアクションが容赦なくカッコいい上に、文句無く可愛い。
あー、なんですかね、やろうと思っても、なかなかできないことを、やっちゃいましたね。
アニメも含めたヒロイニックアクションでの到達点がここにあります。
言うことないです。観てください。
2011-09-26
「ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー 」観ました。
これは評判通り、なかなか良かった。
プリンスが格好良かったね。「HERO」を思い出させる槍術とワイヤーアクション。
そういえば「ブレイド2」にも出てましたね、王子役のルーク・ゴス。闇の王子的なものやらせると天下一品ですな。
敵は小さいものから巨大なものまで、戦闘の舞台にもバラエティがあって楽しめました。前作のヒットで金使えるようになって良かったね。
ギャグもやりすぎない程度にちょこちょこ入ってるし。
ヘルボーイ、すっかりリズの尻に敷かれてて、だろーなーと思った。
レッドとブルーが酔っぱらって歌を歌うシーンが良かった。実に「人間的」で。
市場のクリーチャーたちもなかなか良かった。
ストーリーは実に迷いのない王道、まさかちょっと感動しちゃうとは。
あちこちに「ガメラ2 レギオン襲来」とか「カリオストロの城」を思わせるシーンがあったりして、探すと沢山他の映画との類似シーン・アイディアがありそう。ただ、無理矢理入れたわけじゃなくてちゃんと馴染んでるんで、パクリって話ではない。
2011-09-30