要素(Elements)

document番号名前ID
insertion point番号名前ID
window番号名前ID

属性(Properties)

必携の属性
name文字列[r/o]
名前
versionバージョン | 文字列[r/o]
バージョン
id文字列[r/o]
バンドル識別子(10.5以降)
running真偽値
起動しているか(Mac OS X10.5以降)
frontmost真偽値
一番手前か
一般的な属性
clipboard様々な値
クリップボードの内容
selection参照リスト
選択されているオブジェクトの位置
text item delimiters文字列リスト
文字列とリストを変換する際の区切り

解説(Note)

 このオブジェクトは、アプリケーションの種類によってかなり違いがあり、完全に説明することはできない。
 詳しくは各アプリケーションのマニュアルや、用語説明を参照して欲しい。
 必携の属性については、すべてのアプリケーションが持っている属性。
 一般的な属性は、よく見る属性。

 versionは、バージョンクラスが返される場合と、文字列が返される場合があるが、バージョンクラスの方が標準であり、version as stringで文字列、version as real(またはnumber)で数値が得られる。
 Mac OS X10.4以降では、文字列で返される方が標準的なようだ。
 なお、バージョンチェックにはconsideringでnumeric stringsを設定して比較すると良い。

 clipboardの扱いは、アプリケーションによってかなり違いが見られるので、注意して扱う必要があり、OSAXのthe clipboard命令を使った方が良いこともある。
 AppleScriptそのものが標準的なオブジェクトとして持っているので、そちらのapplicationオブジェクトも参照して欲しい。

 Mac OS X10.5以降では、アプリケーションを起動せずにname、version、id、running、frontmostを調べられるようになった。

用例(Example)

  1. version of application "com.apple.finder"
※1 結果ウィンドウでResultを見て下さい。