2016-04

近況

アーロと少年

 トウモロコシ畑は心のふるさと、野生の生き物を食うのは邪悪だが育てた牛を食うのは善、みたいなのがちょっと鼻に付く。
 流石のピクサー、映像の出来は良く、特に背景が美しく退屈させない。
 しかし、謎の赤い実が好きなのは全恐竜に共通なのか? ウマソウか?

 恐竜ものとしては、擬人化されすぎてて今ひとつな感があります。
 恐竜が絶滅せずにそのまま進化したという設定なのだけど、最初に書いたようになんだか西洋人というかアメリカ人的な文化を持っているのが、なんとも嘘くさいというか、胡散臭い。

 冒頭のショートアニメはインドの少年(どうもピクサーのアーティストの子供時代)の話。
 非常にわかりやすい話で、まぁ面白いんだけど、よくある感じの範囲に収まってる。

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生

 見てる途中に地震がおきてめっちゃ揺れたので、一瞬「あれ?ムービングシートの誤作動?」とか思った。
 熊本で震度7、映画を見てた佐賀で震度4とかなりでかかったようだ。
 映画の間じゅう余震が続いて、通常上映なのに4DX気分を味わえました。味わってる場合ではなかったかもしんないが。

 映画の内容は、スーパーマンにザックスナイダーの色彩は合わねぇなぁ、という感じ。
 スーパーマンは内容も景色もドッピーカンでないと! これはマン・オブ・スティールを見た時と同じ印象。
 ザックスナイダーといえば、夢や幻覚で幻想的な映像を作る手法をよく使うんですが、本作では面白みよりもちょっと混乱させる方に傾いちゃってた感があります。
 あと前半地味で、何回か意識が飛んでしまった。

 スーパーヒーロー同士とはいえ、ほとんど天地ほどの実力差があるので、クリプトナイトでも使わんとどうしようもない、というのはわかってるんだけど、もーちょっと他の方法も頑張ってみて良かったんじゃねーの、と思った。
 なんかね、ブルースは政界・財界のコネクションとか、そういう絡め手からの攻撃をやるとか、財力にものを言わせて、しこたま武器を仕入れて力押ししてみるとか、そういうこともっとやって良いんじゃないんかね。
 富豪で頭脳派って部分、今回の悪役であるレックス・ルーサーと被ってるしなー、レックスの役割をブルースがやるべきじゃなかったんかね。

 ワンダーウーマンはほとんど話には絡んでなくて、今後のスーサイドスクワッドなんかを視野に入れたDCオールスターズに向けた顔見せというところ。
 ワンダーウーマンのコスチュームは、割とコミックの印象は残しつつ、ワルキューレみたいでかっこよく仕上がってました。

牙狼 -紅蓮ノ月-

監督がやたらケツに拘ったとゆー

 朴璐美さんが、超珍しくギャルっぽいキャラに声をあててるとゆー…いままであったっけ?
 今までで一番ギャルっぽいキャラって、ロランだよな(笑)
 デザインややこしくて、こんなん動かせとか、死ねと言ってるようなもんじゃねーのか。

 桂正和のキャラクターデザインということで、牙狼〈GARO〉-炎の刻印-に続き、また声優としても登場か? もしかしてレギュラー? みたいに思いましたけど、そういうことなかったですね。残念です、妙にうまいのに。
 牙狼シリーズはもともと和のテイストが入っているので、平安の都という舞台に違和感はないですね。むしろベストマッチ。

 ドラマ牙狼〈GARO〉-魔戒ノ花-の主役やってた華中山麻聖が、このアニメでも主役の声をやってるんですが、ちょっと演じる方としても聞く方としても慣れるまで時間かかったなぁ。
 実写の時は棒っぽいのもそういう喋りの人という認識で観てたんで、ボトムズのキリコみたいなもんで、むしろいい味だったんだけど、別のキャラでも同じ喋りだと、うーん。まぁ…たぶんご先祖様なんで似てていいのかなとか思いつつ違和感。

 全体としては、いつもの牙狼でしたね。そこそこ面白い、とゆー(笑)

コメット・ルシファー

第二形態

 CGのロボがなかなかうまくトゥーンレンダリングされてて、いよいよこのレベルまで来ましたか、という感じがしました。
 ただまぁ、やっぱり嘘が上手くつけないのがCGの欠点で、正確すぎて嘘くさいというか、心の絵とシンクロしないというか。

 キャラデザもメカデザもなんというか、もう一歩の突き抜けが足りないというかB級臭が抜けないというか。
 同じ高橋裕一さんキャラデザでも、ガッチャマン クラウズのキャラは良かったのにねぇ。というか、このキャラは高橋キャラだ!というオリジナリティを感じないのが問題か、職人すぎるのかな。
 ファイアボール チャーミングのドロッセルお嬢様のメカデザ柳瀬敬之さん、顔がちょっと似てるかな。どーも、この人は、ディティールでごまかしちゃってる感が強いなー、パーツ見てもなんだか意味がわからないというか、意味は考えてあるのかもしれないけど伝わってこないというか。

 お話的には、うまく伏線が機能してない感じで、盛り上がりに欠けるまま最後までいっちゃった感じですな。
 伏線なかったわけじゃなくて、いろいろ張り巡らせてたんだけど、まぁそうなるだろうな、という回収とか、結局回収しないとか。
 意外性のあったのは、じゃもんが女子とは思わなかったんじゃもん! というところしか印象に残ってない(笑)
 フェリアは育ち具合が中途半端だったので、初期をもっとロリロリさせてよかったんじゃなかろうか。
 そして、アルフリード君が絶望のどん底へ突き落とされる、という展開があればだいぶ名作に近づいたはずだっ!!!(そうか?)

 でも、原作付きアニメが溢れる昨今、オリジナル作品にチャレンジする、その意気やよし!

 ちなみに、作品サイトが「データベース接続確立エラー」とか出て、ちょいちょい表示されないのが格好悪い。

おそ松さん

謎ポーズのトト子ちゃん

 いやー、まさかこんなに流行するとはねー。
 リメイクものって、絵は綺麗になったけどなんかパッとしない、というものばかり思い浮かんじゃうんですけど、その認識を改めないといけないですね。
 でもよく考えたら…これリメイクものじゃなくて、続編か。

 おしゃれ配色の俺たち分かってる、って感じにどん引きされるんじゃないかという気もしたけど、杞憂だったね。
 パンティ&ストッキング with ガーターベルトで、そういう雰囲気を感じて、最終的な着地点も、そう予想と外れてなかったところからすると、ムーブメントを起こすには、やはり女性に気に入られないとダメだな、というところなんでしょうかね。
 いや、パンストいいとおもいますよ、パンスト。私、男ですから!

ノラガミ ARAGOTO

半裸の痴女さん

 これでも動かすには線が多すぎやしませんかとか思うんですが、今時だとそんな多いわけでもない、というぐらいな気がする。
 それなのにアニメーターの一枚あたりの料金があんまり変わってないらしい、というのが怖いわ。
 なんか、着色も料金は以前のままだけど、コンピュータで大幅効率化されたので実入りが良くなってるらしいですな。
 全体の予算が上がりそうな雰囲気もないので、作画のほうも効率化するしかない、というわけでアニメは基本3Dになる、という流れは、もう止まらないでしょーねー。
 しかし、ここで一発ディープラーニング(とかのAI)で、動画は全部コンピュータがやる、という方向性が出てきて手描きの復権がなされたりするかもしんない。
 そうすると、個人で使えるようになるのも時間の問題、個人での手描きアニメ制作も新時代に!

 ま、それはそれとして。
 ノラガミは、続編きてほしいなと思っていたので、単純に嬉しく観ましたね。
 夜卜はもちろん、それ以外の神様もだいぶ掘り下げられましたし、良かったですね。
 終わってみると、ほぼ恵比寿くんが主役だった気もしますが。
 雪音くんが立派になりすぎて、おねショタ感が弱かったのは残念かもしんない。

進撃!巨人中学校

エレンと離れているときはマフラーでギリ生きてる人

 声優さんたちがなんだかわちゃわちゃやるパートは2回ぐらい見たけど、所詮テレビ的には素人なのでキツイというのが結論でした。
 出演声優の中に、一人ぐらい親戚がいたら面白かったんでしょうけどね。

 進撃の巨人の面白さの多くをキャラクタの起ち具合が担保していたんだな、ということを再確認した番組でした。
 どういうシチュエーションであったとしても、あのキャラクタ達をぶっこんだら、どう転んでもそこそこ面白くなる、と言えばいいでしょうか。
 絵が下手でも、展開が稚拙でも、キャラでなんとかなる!

 進撃の巨人は設定の面白さとか、ビジュアルのインパクトとか、色々いいところがありますから、キャラだけの漫画じゃないですけどね。
 なんかひとつ突き抜けてりゃ面白いところを、三つ四つ突き抜けてますから、それは超面白いのです。
 …進撃の巨人を、すごい擁護しようとしてる文章になってますね、なんだか。

 まぁとにかく、進撃の巨人の続きが放映されるまでのつなぎとしては十分以上の役割を果たしてるんじゃないかなと。
 少なくとも、実写映画の進撃の巨人が、このキャラの起ち具合がスポイルされる感じで作られちゃったのを相殺する役目は果たせたと思います。

 実写映画はねー、いきなりあれが作られたら傑作だったと思うんですけど、原作があってあれというのは、お前原作読んだのか!、という気持ちになりますよね。
 実写映画の感想は日記の、前編後編に書いてますが、割と高評価ですね。
 そんな、つまんないと言うほどじゃなかったでしょ。
 あれだけの原作がありながら、という意味だとアレだったというのは、認めるのにやぶさかじゃないですけど。

てーきゅう6期

唐突にいる宇宙人

 てーきゅう7期も終わって結構たちますが、一応、これは去年やってたやつです。
 と言っても、どんな話を期間中にやってたのか全く思い出せませんが。
 確かこの感想、5期でも言ってた気がします。たぶん7期でも言います。

 6期の絵を描いているつもりだけど、なぜか初期のつるんとしたやつを着ているトマリン。
 スカートがUFOっぽくていいよねっ!
 あ、これスカートじゃなくて腰の部分が膨らんでるだけでつなぎの服だな…たぶん。
 そしてポーズが昨日のミカサと盛大にかぶってるな。

ガールズ&パンツァー(GIRLS und PANZER)劇場版 4DX

 ガルパン劇場4DX版観てきました。
 非常にシステムと相性がいい映画ですね。ガンガン揺れて動いて、最初は腰のマッサージになるなーと余裕でしたが、最後はちょっと痛くなるぐらい動きまくりでした。
 あと予想よりずっと雨降った、メガネ拭きまくり。プラウダの別れのシーンで涙がばれないね!

 4DXは初体験でしたが、ガルパン映画は二度目なので、エリカさんの表情に注目して鑑賞してみました。
 クールキャラ的な外見なのに、表情わかりやすすぎて可愛い。
 あとは、初見の際はイマイチ把握できてなかったけど、アリスの一騎当千っぷりが半端ないのを確認。なんか戦車が生き物みたいに動いてた。

まとめ

2016年4月の読書メーター

読んだ本の数:11冊
読んだページ数:2057ページ
ナイス数:37ナイス

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むしろ、カカシ先生の方が先にライバル視してたという事実に胸が熱くなる。あと、我愛羅の見た夢にほっこり。
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NARUTO -ナルト- 71 (ジャンプコミックス)NARUTO -ナルト- 71 (ジャンプコミックス)感想
あの術を見ると、ナルトの中でのイケメンの基準がサスケであることが分かって、いろんな意味でニヤリとする。
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NARUTO -ナルト- 72 (ジャンプコミックス)NARUTO -ナルト- 72 (ジャンプコミックス)感想
回想がたくさん挟まれて、ぐっと来ちゃうね。そして決着の舞台も納得のあの場所。しかし、結局サスケがサクラのことどう思ってんだか、よーわからんよな。とにかく、岸本さんお疲れ様。長期連載にもかかわらず、完結らしい完結を迎えられて、本当に良かった。
読了日:4月2日 著者:岸本斉史
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賞が欲しいとは思ってないけど、「なんでオレが選ばれてないんだ」とは思う、みたいな台詞があったが…富士鷹ジュビロっぽいな、すごく。
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NARUTO -ナルト- 54 (ジャンプコミックス)NARUTO -ナルト- 54 (ジャンプコミックス)
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