●変数 | 値を保持する領域 |
●命令 | 一定の処理をする文 |
クラス | 同じ特徴を持つもの |
属性 | 値やオブジェクトの性質 |
●オブジェクト | コンピュータの中のモノ |
●値 | スクリプトで扱うデータ |
オブジェクト・値・変数・ハンドラの名前などが識別子である。
変数やハンドラなどのユーザーが定義する識別子には、命令やオブジェクト・値で既に使われているもの(予約語(reserved word))は使えず、数字から始まらないアルファベットと数字とアンダースコア(_)で構成された単語が使える。用語説明で定義される識別子のようにスペースを含む事はできないので注意してほしい。
クラスの場合、クラス名がそのままクラス識別子となる、例えばdocumentクラスのクラス識別子はdocumentであり、booleanクラスのクラス識別子はbooleanである。
バー(|)で識別子の両側を括る事で、上記のルールに沿わない利用者定義の識別子(日本語やスペースを含む)を定義する事もできる。
基本的な識別子としてAppleScript機能拡張で定義されているものやaeteによって定義される識別子を利用者定義の属性として利用した場合、定義されていない識別子と異なる振る舞いをする場合がある。
以下のようにスクリプトオブジェクトの属性を、スクリプトオブジェクトの外部から指定する場合、tellの内部であっても完全な参照で書かなければいけない。
tell x to p of x
script x
property p : "かずえ"
end script
以下ように、利用者が定義するまえに定義している属性(この場合name)を使うと「of x」を省略することができる。他にも振る舞いの違いがみられる。
tell x to name
script x
property name : "かずえ"
end script