要素(Elements)

item番号による指定

演算子(Operators)

as, & (結合), = (等しい), /= (等しくない)
contain, does not contain, is in, is not in
end with, does not end with
start with, does not start with

属性(Properties)

classクラス識別子[r/o]
値の属するクラス(listが返されるlinked listではない)
length整数[r/o]
リストに含まれる項目数(numberと同じ)
number整数[r/o]
リストに含まれる項目数(lengthと同じ)
正確には属性では無くcount命令の同義語
restリスト[r/o]
最初の項目を除いたリスト(ただし、rest of []はエラーとなる)
reverseリスト[r/o]
項目を逆に並べたリスト

解説(Note)

 様々な値を大括弧「[]」の中にカンマ「,」で連結して、ひとまとめにした値。
 基本的な性質は{}リストに準拠する。
 []リストの特徴は次の通り。

  1. メモリ効率がよい。
  2. リストの項目にアクセスするスピードが遅い。
  3. 逆に、リストの前後に項目を付加する操作は速い。
  4. 当然リストの結合も速い。
  5. リストを結合した場合、右側の値が結合後のリストとリンクされる(例3を参照)

 コンピュータのデータの扱いについて、ある程度詳しい人で無いと、有効に{}リストと、[]リストの使い分けはできないので、通常は気にする必要は無く、{}を使っていればいいと言える。
 []リストはAppleScriptの最初のバージョンで使われていた方式で、1.1から以後のバージョンで使うため、{}との区別に[]によるリストが設定されている。
 詳しくは、AppleScript1.1日本語版の「リリースノート(原語)」の中の「General Notes」を参照して欲しい。

用例(Example)

  1. class of [50, "text", 4.2]
  2. some item of item 2 of ["a", {"b", "c", "d"}, "e"]
  3. set x to [1, 2, 3, 4, 5]
    set y to [6, 7]
    set z to x&y
    set item 2 of y to "text"
    z
※1,2,3 結果ウィンドウでResultを見て下さい。