地味に毎日100前後のカウントで、555555カウントを達成しました。
統一感も更新の安定性もないサイトとしては、頑張ってるんじゃないでしょーか。
アクセスログ見ると、ほとんどの読者はトップページには来てないみたいです。
私自身もそうですが、検索エンジンやニュースサイトからやってきて1ページだけ読んでハイ終わり、という読み方が殆どです。
そんなわけで、流石に「ホームページから読んでください!」とか言っている人も減ってきた気がしますし、それはいいことだと思います。
ただ、逆に刹那的な読み方は、「すぐ隣りにお宝があったのにスルーしていた」ということも発生しがちです。このへんはブラウザの方で、なんとかすべきなのかなー、と思います。
特にlink rel="start"などの、ナビゲーション系タグには、デフォルトで対応しておくべきかなーと、タグがないページでも、URLに数字が含まれていると適当に次のページを予測したり、上のディレクトリに移動したりするとか(詳しくはThe Web KANZAKI link要素の使い方を)
後、サイト内検索を強化するとか、上述のstartのページ以下を同一サイトと見なすと、より検索しやすくなると思う。
link要素ってblogでほぼ実装されているにもかかわらず、全然活用されてなくてもったいない。
ウチなんか、blogじゃないところでも実装してるのにー!!
FirefoxさんだとLink Widgetsをインストール後、[表示]-[ツールバー]-[カスタマイズ...]で矢印全部をツールバーにドロップしてやればいいです。
2008-08-03 漫画用語辞書のファイルをとにかく全部置くだけ置いた。
絵がついてない所が多いので、おいおい追加していく予定。
勿論、内容についてもどんどん追加予定。
とりあえず、 む、る、をに用語がないので、何か追加したい。
児童用の本だが、というか児童向けだけに真剣に書いてあり、良い内容の本。ちなみに、著者はラーメン大好き小池さんのモデルでもある。
前半が漫画のことについて書いてあるが、漫画家ではなくて編集者に取材したんじゃないかなー、という感じの内容で、漫画家も編集者から紹介してもらったという雰囲気(勿論、私がそう感じたに過ぎない)
結構冷静に漫画を解説してあって、なかなかためになる(と言っても、大抵知ってることではあるが)
著者はどちらかと言うとアニメの方の人なので、漫画については冷静になれたところがあるのかもしれない。
アニメの解説の方が全体に名作を取り上げて解説してたりして熱い。「今は、このタイプの撮影台は日本に幾つも残ってないんだ」なんてな無駄にマニアックな解説がなんとも。
個人的には、漫画だけで一冊書いてほしかった。
変なマニアの書いた本より、児童書が面白い。
赤塚不二夫さんがお亡くなりになったそうです。
私の「初漫画入門」は赤塚さんの本で、かなり強い影響を受けています。
相当に漫画の可能性の限界にまで挑戦した人でもあって、漫画の文法の解体と再構築をこれでもかと展開しています。ギャグ漫画家にとっては手塚治虫以上に「先にやられてた!」を連発することになる人ではないでしょうか。
全集のようなものも出版されるんじゃないかと思いますし、今後の漫画研究で注目される作家の筆頭だと思います。…ただ、内容が凄すぎて、出版できないのも多そうですが。
漫画用語では、バタ足でちょっと言及しています。
Comic / Essay / 漫画を定義するをアップ。
それはそうと、デイリーポータルZはホント漫画が大好きだな。
@nifty:デイリーポータルZ:声を固める
@nifty:デイリーポータルZ:漫画にアオリをつけまくる
@nifty:デイリーポータルZ: マンガの中の笑い声
@nifty:デイリーポータルZ:いろんなマンガの「耳」だけを見る
@nifty:デイリーポータルZ:いろんなマンガの「鎖骨」だけを見る
@nifty:デイリーポータルZ:花を背負う
@nifty:デイリーポータルZ:「ズコ~」を超えるズッコケ擬態語
漫画を定義するで漫画を定義している私に強い影響を与えたのが@nifty:デイリーポータル Z:吹きだしでしゃべるという記事だ。
人物にフキダシがついただけで、どう見ても漫画になってしまう。そんでもって、漫画は線とかコマとかの問題ではない!という思いに至ったわけだ。
「メイド漫才」とかその考えで作っているんで、まえからそう思っていたんだけど、件の記事で確信した次第。
いろんなものにフキダシをつけて漫画にしてしまおうぜ!と思った。
赤塚不二夫の自伝な訳だが、その中で現在のTVのつまらなさ、そしてタモリを「作った」時の面白さが書かれていて、実に痛快。
特に、明石家さんま(吉本)を今のTVが面白くないことの象徴としているのが興味深かった。
個人的には、明石家さんまの芸風もなにも嫌いだが、明石家さんまが象徴という気はしてなかった。
ちなみに、私は「女子アナ」と言うやつが、TVのつまらなさの象徴だと思っている。彼女たちそのものがつまらない部分も多分にあるが、そういうことではなく、本来の職分と異なる事をやっていることの象徴であり、つまり「プロ不在」の象徴だからだ。
そういう意味では、明石家さんまはプロなんだよなぁ。
赤塚不二夫の言わんとすることは、笑いのレベルを視聴者に合わせていること、キャラだけで笑わせて構成がないこと、だと思うのだが、やはり笑いのプロとしての矜持というものが、明石家さんまを許さないのだろうなぁ。
私のようにTVに思い入れがなければ、TVがつまらないと思えば、見なければ良いという話ですむんだけど、赤塚さんは思い入れが強いんで、僕、毎日TV見てるよ。くっだらないんだ、ホントに。
ということになってしまってて、病気で辛いのに、そんな辛いことして…と同情を禁じえない。
あと、言葉狩りについても持論が述べてあって、TVも漫画もダメになってしまうという恐怖にも似た感情が伝わってくる。
他にも、色々と面白いことが話し言葉で書いてあるもんだから、ついつい一気に読んだ。
さてこの本。巻末には赤塚不二夫全作品リストがついていて、赤塚作品を追っていくには必携の資料となっている。
2008-08-10
石森章太郎の極めて実践的な漫画入門。特に、演出面に多くの紙幅が割かれています。
この本が描かれた1965年と言えば009を描き始め、漫画家として脂がノリに乗っている時期の本です。
ちなみにその後は「仮面ライダー」でヒットを飛ばし、どちらかと言うと「原作者」の印象が強くなります。
様々な実験的手法をこなし、同業者からは絵の上手い作家として(あの嫉妬深い)手塚治虫からさえ名前が挙がる石森章太郎が、本気です。
ここまで突っ込んだ赤裸々な内容のものは、空前にして絶後ではないかと思います。
ただ、「ぜんぜん入門じゃない」とも言えそうです。
もちろん非常に入門らしい内容もあるんですが、石森先生がガチンコすぎて、あっという間に入門とは言えなくなってしまってます。
目線が完全にプロに向けての言葉になっていて、容赦がありません。更に、「新人漫画家向け」の続編の構想もあったそうですが、…あーこれまだ本気出してなかったのか、と呆れるほどです。
ちなみに、その続編は出てません、残念。
今読んでも、多くの示唆に富む、名著と言っていいでしょう。
ちなみに、私の描くキャラの手足が大きめなのは、完全に氏の影響です。
ところで、石ノ森先生は、NITENDO POWERで「ゼルダの伝説」の漫画を描いてたりするんですが、すげー読みたいです、読みたいです。
Comic / Essay / 漫画の構造学アップ。
しばらく、こういう基礎的な部分の話が続くんじゃないかなー、と思います。
読者的には、おもろいんかねぇ、このへん。作者的にはエキサイティングですよ。
この先もバリバリとアップしていきたいんですが、まとめあげるのが難しいんで、現在のペース位で続けることになりそう。
密かに、漫画用語の方も内容を充実させて、かなりの量になってきました。
ただ、絵の方はそを外枠で描くのが、なんだかなぁ〜という気がしているので、停止中。
なんか他に無いですか、「そ」で始まる漫画用語。増刷とかそんな出版用語じゃなく。
「地球へ…」などの漫画は勿論、JUNEの創設メンバーでもある、けーこたんこと竹宮恵子先生の漫画入門書。
さて、少女マンガ家では、わりと女の子が下手とか可愛くないとかいわれちゃう竹宮先生ですが、私はかなり好きです。というのも、竹宮漫画の女子は「男の子みたい」なので、なんつーか中性的魅力に溢れてるんですなー。
でまー、JUNEについて熱く語ってますが、要するにそちらも中性的なところが良いんだと、しっかりと自意識がありつつ体はまだ男でない危ういところが良いのヨーっ!と力説してらっしゃいます。ビョーキですな。本文中にある「治りたくない病」ですな。
そのあたりはそれとして、ASUKAに載った漫画入門的な記事を元に、インタビュー形式で書かれています。会話なので非常に読みやすいですが、イマイチ論理性に欠けナニ言いたいのか分からないところもなきにしもあらず。
道具の使い方(かなりきめ細かい)から、ストーリーの構成、キャラ作りなど、何でも来いという感じで語られていて、それ故、それぞれの深みに少々欠ける向きもあります。
さらに漫画読者に話しても通じない、一度漫画描いてないと理解できないような話が多くあります。論理的というより感覚的に分かる部分を語っているので、単に精神論で片付けているように読めてしまわなくもありませんが、著者は確信を持って語っていますし、おそらく漫画を描いているひとなら「うんうんそうそう」とわかる言葉だと思います。私はうすぼんやり分かる程度。
それに加えて、用語があまり定義されないまま使われていて、どうも言いたいことの雰囲気は分かるけど、もーひとつピンとこないところも多々あります。
例えば視点での人称の使い方間違っているような気がするんですが…すくなくとも独自の解釈な気がします。視点が移る人物の数=人称数、という解釈がされているよーな?普通の人称のことだと思っていると、訳分からないので、人称を視点数と読み替えて納得しました。
そんな本書ですが、濃い内容なのは間違いなく、読み応えはあります。
http://www.apple.com/jp/iphone/
ちょっとだけ、備忘録的にiPhoneについて書いておきます。
iPhoneってのはもちろんNewton(Appleの以前作ったPDA)の焼き直し。
iPhoneって名前にもかかわらず、電話機能は機能の一部、もっと言えば「おまけ」でしかない。
iPhoneは将来2〜5年後、iPodという名前に統合されiPhoneブランドは無くなるだろう。PhoneとPodのどちらが商品特性を現しているかを考えれば分かる。
今は音楽再生機や電話機のフリして潜り込んでいる段階で、本当の目的はナレッジナビゲータとかダイナブック(東芝のじゃないよ)の実現だからだ。
そんなわけで、ブックタイプのiPodが出るのも時間の問題。そしてMacはPro以外は作らなくなるだろう。
しかしパソコンのシェアとしてはむしろMacはこれから上がるだろう。なぜならMacの出荷台数がたとえ減ったとしても、WindowsPCの出荷台数はそれ以上の比率で減るからだ。
そこでMSの戦略として極めて重大なポジションを担っているのはXBoxだと言うことは自明。
しかし、XBoxはこれからのITに重要なモバイルが決定的に欠けている。
MSのタブレットPCやPocket PCは、ハードウェアに合わせたUI、つまりOSを開発していないので話にならない。
MSの戦略としては、最悪Androidをモバイルプラットフォームにすることもあるかもしれないが、基本的に自社のOSが乗っていないマシンを使うことはありえないだろう。
そんな訳で、Appleの戦略と一番近いところを走っているのはMSなんかじゃなくて任天堂。
私は何年も前から、というかDSが発売された当初から、一番できの良いケータイはDSだと言い続けてきたが、iPhoneのソフトウェア環境が整って、一番の座を譲ることになるかもしれない。
言いたいのは、iPhone(将来の真のiPod)にはHyperCardが搭載されれば、向うところ敵なしだよ。
Flashプレーヤとか全然必要ないよ!!QuickTimeでGo!ですよ!!!
A.e.Suckさんも絶賛のダークナイトを見てきました。
ジョーカーが実に「生っぽく悪い」のが素晴らしかった。そして、ラストの男の背中がカッコいい映画は、文句なく傑作なのです。
CG時代のバットマン映画の多くが無駄に暗くて見にくい画像なのですが、ダークナイトは抑制の利いた暗さで見やすいけど安っぽくもない、いい感じでした。
たけくまメモの「007シリーズ」の『ロシアより愛を込めて』であるとか、「ルパン三世」における『カリオストロの城』のような作品
ってのは言い得て妙ですな。
それと、今回始めて行く映画館だったので、事前にgoogle mapのストリートビューで道順を確認していったんですが、ストリートビューすげー。
予習の甲斐あって、もう一度言ったこと有る場所を歩いているような既視感。いや、当たり前と言えば当たり前なのかもしれないけど、「事前に潜入先のマップを脳にデータ転送したサイボーグ」の感覚を得たようなステキSF体験でした。