2008-09

「あの素晴らしい日ペンの美子ちゃんをもう一度」岡崎いずみ

 正直に言おう。世の中に、日ペンの美子ちゃんを知らない人がいるとは思ってなかった。
 ちなみに私は、北京オリンピックで金メダルを取った人の名前は一人も知らない。キタジマコウスケを間違えて藤島康介と言ってしまう程度の人間だ。

 そんな超有名な美子ちゃんだが、広告漫画という性質上、どんなに人気でも単行本化されない運命。のはずが本にまとまっていたなんて(極一部)
 まつもとみな こと佐藤元が描いていた期間が、こんなに長かったなんて知らんかった。4代目を1代目が復活して絵柄に色気が無くなったなぁ、とか思っていたにわかでごめんなさい。
 初代が一番好きです。何せあの無理矢理感溢れる展開を、スーパー乙女チックな絵でやるからなー。ステキ。

 いったん中断した連載(?)も、また復活したらしく、10代目20代目、目指せ100代一世紀!そんな勢いで、かつ淡々と続いてほしいものです。
 あと、全プレに美子ちゃんグッズ付けてほしいです。

2008-09-02

最近見た映画

 今日は「天元突破グレンラガン 紅蓮編」見てきました。場所間違えて街を彷徨ったのは秘密。
 感動したっ!螺旋はパワーだよ世界だよ、ツェペリさん!…ああ、テッペリンってそこから…来てるわけないですかそうですか。キタン兄妹合体とかエロいので止めてください。支離滅裂。

「20世紀少年」も見た、ほぼキャスティングを見に行く映画。三部作なので、次も見る。
「崖の上のポニョ」予想を超えて哲学的な話に感じた。第二形態ポニョかわいい。あと、古生物マニア必見。イクチオステガっぽいやつが泳いでました。
「ドラゴンキングダム」メイド漫才でも取り上げてますが、ジャッキーxジェットリーの夢の共演です。SFXを駆使した後半のバトルより、二人がガチで生身で戦う前半が大迫力でした。やっぱジャッキー好きだぜ。

2008-09-16

「手塚治虫マンガ論」米沢 嘉博

 著者の米沢嘉博 と言えば「コミケの父」とも呼ばれる、稚拙な言説がまかり通る日本マンガ論壇での,数少ない信頼できる論者…だった。残念ながら、亡くなってしまったのだ。
 さて、その著者が書いた手塚治虫に関する文章をまとめたのが本書。著者の死後に出た本であるため、本人による再構成が入ったりはしていないので、繰り返しが多く、話題が散漫だったりもするが、それらが示唆に富む内容であることは間違いない。
 とにかく、手塚治虫を語る、いやマンガを語る際に一度は目を通さないと恥をかく、レベルの本と言えるだろう。

2008-09-27