注目名詞を使いこなしましょう

 $ σ_σ$  < テクスティオ特有の便利機能、注目名詞の解説よ。
 Σc ' _' )  < こいつを使いこなせば、快適さ20%アップだぜ。

注目しましょう

 今回は、プレイヤーが注目しているものを表す、注目名詞について解説します。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<textio><act><select>
<option verb="ミル;">
	<option noun="ヘヤ;アタリ;マワリ;"><at/>
		<p> テンキーがある。</p>
	</option>
	<option noun="テンキー">
		<p> これで数字をイレルといいのだろうか。</p>
	</option>
</option>
<option verb="イレル;ウチコム;タタク" at="テンキー">
	<option noun="123" atto="keep">
		<p> 高らかにファンファーレが鳴り響いた。</p>
	</option>
	<option noun="*"><at>テンキー</at>
		<p> 入力するものが違うようだ。何も起きない。</p>
	</option>
</option>
</select></act></textio>

各要素の説明

at属性

<option verb="イレル;ウチコム;タタク" at="テンキー">

 ここではatが属性として書かれています。
 varやitem属性と同じく条件として動作します。
 nounやverb属性と同様に単語を;で区切って複数設定できます。しかし末尾の;はなんの効果も持ちません。

 注目名詞(ここではテンキー)がat属性の条件として設定されていることから、3単語コマンド入力が可能になることが分かるでしょうか。
 この形式はテクスティオ特有のもので、「○○に対して△△で○○する」という複雑な動作の指定も可能になります。

 また、at属性はoption要素以外の要素にも使えるので、色々と工夫が可能です。

<p at="オッパイ">「どこ見てんのよ!!」</p>

at空要素

<option noun="ヘヤ;アタリ;マワリ;"><at/>

 at要素は、注目名詞を設定する要素です。
 var要素item要素と同様に、空要素は値を初期化します。
 at要素の場合は、注目名詞を空にします。

 $ σ_σ$  < var空要素は沢山のフラグをいちどに初期化できたけど、at空要素が初期化するのはひとつだけなのよね。
 Σc ' _' )  < しょぼいぜ。
<option noun="ヘヤ;アタリ;マワリ;" atto="">

 このようにoption要素のatto属性を使えば、同じことができます。
 しかし<at/>の場合、実行箇所がoption要素の有る場所に限らないので、<var/><item/>と並べて、初期化のタイミングで使うことが主になるかと思います。

option要素のatto属性

<option noun="123" atto="keep">

 atto属性には空文字列以外にkeepを指定できます。
 keepを指定すると、その時点での注目名詞を保持します。
 例えば、at属性によって注目名詞を指定した場合は、大抵そのまま注目を続けて欲しいので、一緒にatto="keep"も指定されます。

option要素のnoun属性

<option noun="*"><at>テンキー</at>

 ここでは、noun属性に*が指定されています。*はワイルドカードといわれ、全ての入力を意味します。
 *は、verb属性にも設定できます。

at要素

<option noun="*"><at>テンキー</at>

 at要素を使うと注目名詞に任意の単語を設定できます。
 ここでは、atto="keep"を使った場合と動作に違いはありません。
 ただし、at要素に複数の単語が指定してある場合、keepの場合は注目名詞に変化はありませんが、at要素で指定した場合は注目名詞が変化する可能性があります。

 なお、<at></at>と<at/>は、注目名詞を空にするという同じ動作になります。

 Σc ' _' )  < 似てるけど微妙に動作が違うとか、動作一緒とかあってまぎらわしいっ!
 $ σ_σ$  < 好きなの使えばいいんじゃないの?

 以上で入門編は終了です。
 まだ紹介していないpla要素とかi要素とかありますが、本サイトのゲームでも使っていないものが多くあります。

まとめ

  • atはvarやitemと使い方が似ている。
  • at属性はverbやnounみたいに単語を列挙できる。
  • at属性で3コマンド入力するときはatto="keep"もセット。
  • *はワイルドカードnounやverb属性に設定できる。

 ここまでの内容で、かなり色々できると思います。
 ゲームでもなんでもない、ものからでも始めてみてください。
 自分が設定した通りに反応が返ってくるだけでも、楽しいですよ!