インヘリタンス |
●オブジェクト | コンピュータの中のモノ |
●値 | スクリプトで扱うデータ |
クラス | 同じ特徴を持つもの |
●スクリプトオブジェクト | ユーザー定義オブジェクト |
委任 | メッセージを親に転送する仕組み |
オブジェクトや値のもつ属性や要素が、他のクラスと共用されている場合を、継承関係にあるという。継承の元となるクラスを親(parent)、継承先のクラスを子(child)と呼ぶ。
フォルダもテキストファイルもHDやCD-ROM等のボリュームもFinder上でアイコンとして扱われる項目で、itemというオブジェクトのクラスに属している。
例えば「大串 敏史」は人間であるし、ほ乳類であるのと同じことで、「システムフォルダ」はfolderであるしitemでもある。
folderはitemの属性を持った上に、folderとしての属性も持っている。このような場合、folderはitemの属性が「継承されている」という。
似たような性質を持ったものを定義する場合に、いちいちすべての属性や要素を定義していては無駄が多いので取り入れられている仕組みであるので、継承のためにしか使わないオブジェクトなども存在する場合もある。
また、スクリプトオブジェクトを定義する場合も、この継承を利用する事ができるので、沢山のオブジェクトを整理する意味でも、便利に使いたいものである。
continueを使ってメッセージを親オブジェクトに送る事を「委任」と呼ぶ。