結果(Result)

参照親オブジェクト

解説(Note)

 現在のスクリプトオブジェクトの親オブジェクトを指すシステム変数で、parent属性によって設定できる。

 parentは、デフォルトのメッセージがどのオブジェクトに伝達されるかを指すもので、parent属性を指定していない状態では、current applicationと区別がつかない。
 具体的にはtellpath to命令の引数に使える。

 一応システム変数として分類したが、変数では無いようだ。
 meシステム変数は現在のスクリプトオブジェクトを指すのに対し、 parentは親スクリプトオブジェクトを指すのが違い。

 特に指定せずともメッセージは親オブジェクトに渡るのだが、確実に親オブジェクトにメッセージを渡したい場合など、of parentという形で使用すると良いだろう。
 また、親オブジェクトの持つ属性を指定する場合などにも使う。

用例(Example)

  1. property parent : application "ヘルプビューア"
    
    path to parent
  2. tell parent
    	-- ここで親オブジェクトの命令などを使う
    end tell
※1 結果ウィンドウでResultを見て下さい。