path to [定数1 | アプリケーション]
	[from  定数2]
	[as クラス識別子] 

引数(Parameters)

定数1特種フォルダ(別表参照)
アプリケーションapplication "..."の形式の参照
定数2system domain/local domain
network domain/user domain
(Mac OS X以降)
クラス識別子string等を指定(デフォルト:alias)

結果(Result)

エイリアスフォルダやアプリケーションのフルパス
(asでクラスを指定した場合は、
そのクラスの値が返る)

解説(Note)

 特殊なフォルダやアプリケーションへの参照が返る。
 環境が異なる場合でも正確に参照でき、スクリプトも短くできるので、非常に便利に使える。

 詳しい定数1の内容は、以下リンク先を参照。

 アプリケーションを指定すると、暗黙のrun命令が実行されるため、アプリケーションが起動されてしまう。

 as クラス識別子の部分は、一見as演算子を使う場合との区別がつかないが、例えば「(path to system folder) as string」の場合path toから、エイリアス値が返ってきた後、それを文字列に変換するので手間がかかる。括弧をはずしてpath toのオプションであるasを使えば、path toから直接文字列が返ってくるので処理が速い(気にする程では無いが、一応そういう違いがある)

 Mac OS Xではfrom引数で領域(domain)を指定するようになった。マルチユーザー環境用に、特殊フォルダをいくつかの領域に置き分けたものである。
 省略した場合は、主にuser domainのものが返ってくるが、必ずしもuser domainと言うわけではないようなので、気をつけて欲しい。

System domainSystem:Library:以下
local domainLibrary:以下
network domainNetwork:Library:以下
user domain(HOME):Library:以下
【バグ情報】

 Mac OS X10.2に附属のScript Menuで実行したスクリプトのfrontmost applicationは、System Eventsになってしまう。

用例(Example)

  1. path to frontmost application
  2. alias ((path to help as string) & "AppleScript Help")
  3. path to application "SimpleText"
※1,2,3 結果ウィンドウでResultを見て下さい。