2017-10

近況

真・三國無双5 Empires

 どーにも今ひとつな出来だった。
 システムが戦国無双のおまけのすごろくゲーム並みのシミュレーション性のないもので、頭ん中「???」ってなりながらプレイ。
 すごろくには別にシミュレーション性は必要ないので、おまけのすごろくの方が面白かった。
 普段は「これよりマシ」とか「あっちが良かった」みたいな言い方は避けようと思ってて、それぞれに良い部分は異なっていて、それは質が違うだけで優劣はつけられないから。
 でもこれは言いたい、真・三國無双5 Empiresより真・三國無双4 Empiresの方が良かった! 断言していい。

 真・三國無双5は、真・三國無双4と比べて良い部分もあれば悪い部分もある出来で、どっちが優れてるとかではないと思ったんだけど、真・三國無双5 Empires真・三國無双5の良い部分取っちゃってるからびっくりだよ。
 どーしたコーエー、新人研修で作らせたんじゃねーだろーなコレ。

兄に付ける薬はない!-快把我哥帯走-

おすまし、しーみょうちゃん

 中国で人気のWeb漫画のアニメ化。
 ラレコさんが作ってるらしく、やっぱFlashなのかな。
 新しい牙狼のOPはサイエンスSARUがやってるけど、あれもFlashなんでしょうな。
 いつの間にか、手描きのアニメは全部Flashとかなってたりして。

 中国の学校の制服はジャージが多いそうですね。
 そういう異文化的な面白さを期待してたんですが、思った以上に日本と一緒で逆にびっくり。
 逆に卍固めとか、中国ではどういう文脈ができてるんだろうか。実は猪木が有名だったりするんだろうか。

戦国無双2 Empires

 真・三國無双5 Empiresのプレイ直後だったこともあって、とにかく面白かった。
 真・三國無双5 Empiresプレイしてて「なんでこうしないの?」と思ったことがほとんど「そうされて」て、PS2でできてたことが、なんでできなくなっちゃうの?!
 もう、変えることそのものが目的化しちゃって、方向性がわかんなくなっちゃってるものの典型例として、未来永劫語り伝えて欲しいほど。

 ちらっと聞いた話では戦国無双3 Empiresもやっぱり「変えることそのものが目的化」しちゃってるらしく、プレイする気がかなり減衰。
 真・三國無双5 Empiresとはまた違った方向に変えてるらしいので、同じタイプの駄作をもう一度やる、という心配だけはなさそうなのが救い。

猿の惑星:聖戦記

 猿気分にどっぷり浸かれて、素晴らしかったですね。
 映画が終わった後に、自分が猿じゃないことに気づいてハッとするぐらいの猿気分です。

 神話的映像は、まさに猿の黙示録(APE-OCALYPSE)ですよ。
 寓話として、猿を主役にすることが非常によく機能してました。
 人間だとこう、あけすけに差別問題を語るのが難しくなってる所がありますからね。

 日本語吹き替えで見たんですが、あるキャラの顔が誰かに似てんなーって思ってたら、柳沢慎吾ちゃんが声あててた。
 実際サル顔だけど、声で顔が似てると思っちゃった面もあるのかもね。

エイリアン:コヴェナント

 気軽に未知の大気に顔晒すどころか、ノー宇宙服でそこらのものに触りまくりで、検疫マニュアルはどうなってるんだ。
 あと、気軽に銃撃ちすぎ! アメリカ人、銃撃ったらなんとかなるって思ってる、怖い! みたいな感じ。

 そんなプロメテウス以上にホラー映画の文法で作られてました。
 間抜けが物語を駆動する、間抜けドリブンシナリオというか。
 ホラーってほんとコメディと紙一重だなって再確認しました。
 ちょいちょい頭の中で、ドリフのセット大崩壊のテーマ(ちゃんちゃんちゃんちゃららんちゃん♩)が流れてきましたよ。

 結構露骨にエイリアンよりアンドロイドに興味が移ってる感じがありました。
 つまり、ブレードランナー新作に期待が高まります。

まとめ

10月の読書メーター

読んだ本の数:24
読んだページ数:1636
ナイス数:66

AIの遺電子(4)(少年チャンピオン・コミックス)AIの遺電子(4)(少年チャンピオン・コミックス)感想
健気なロボに弱いので、トビーにはグッとくる。 すごくシステマティックにネタ出ししてる感じがするけど、出来上がったものは叙情的というのは、絵の力が強い感じがする。 メカを描いてても暖かい感じがするというか。
読了日:10月03日 著者:山田 胡瓜
夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)感想
人に「死んでしまえ」と思われたということ、そういうことに気づけなかったなぁ。 こうのさんは、切り口が凡庸でないね、ドキッとさせられる。
読了日:10月08日 著者:こうの 史代
AIの遺電子 05 (少年チャンピオン・コミックス)AIの遺電子 05 (少年チャンピオン・コミックス)感想
アルジャーノンは不幸だったのか。 不幸を感じるのは、忘れた人ではなく忘れられた人なのだろうから。 哲学的なところに踏み込みそうだけど、そこまで行かないのがいいところ。 枕の話が、なんだかちょっと怖い。
読了日:10月10日 著者:山田胡瓜
竜の学校は山の上 九井諒子作品集竜の学校は山の上 九井諒子作品集感想
最近、ケンタウロスの出る漫画が多い気がしますが、嬉しい限りです。 それぞれどういう風に社会に溶け込んでるのかいないのか、そういう部分も面白いし、馬部分のファッションも面白い。話は面白いけど、ちょっと物足りない感じがしたのは、基本美男美女だからかもしれない。
読了日:10月11日 著者:九井 諒子
AIの遺電子 6 (少年チャンピオン・コミックス)AIの遺電子 6 (少年チャンピオン・コミックス)感想
だんだん人とヒューマノイドの話というより、人の体や頭脳が交換可能だったり、容易に変更できたら? という思考実験的な感じになって、人要素が弱くなってる感じが。 それはそうと、やはりライバル的な医者がいないとね!
読了日:10月12日 著者:山田胡瓜
ちおちゃんの通学路 7 (MFコミックス フラッパーシリーズ)ちおちゃんの通学路 7 (MFコミックス フラッパーシリーズ)感想
全然通学してない、かと思ったら割と通学してる。 ちおちゃんが、また新たな能力に目覚めたりしてるが、目立ちたくない根性は相変わらずなんだな。 そういう意味じゃ、しげちーよりも吉良吉影っぽいかもしれない。
読了日:10月12日 著者:川崎 直孝
エルフ・17 1 (ジェッツコミックス)エルフ・17 1 (ジェッツコミックス)感想
エルフがまだ指輪物語やロードス島戦記のイメージに侵食されてない、妖精の一種な感じが良いですな、懐かしい。 このころの山本さんの少年漫画的な感じも良い。最近はアダルトタッチなのしか描いてない(…よね、多分)けど、表紙見るともうアダルトな絵しか描けないのかもとか思っちゃうね。
読了日:10月12日 著者:山本 貴嗣
笑うあげは 2 (近代麻雀コミックス)笑うあげは 2 (近代麻雀コミックス)感想
盲牌がエロい。エロ漫画で鍛えたうん十年は伊達じゃない。 前巻で目をつけていた執事さんの、ドジっ子っぷりというか委員長っぽさが素晴らしいね。
読了日:10月12日 著者:田中 ユタカ
エルフ・17 2 (ジェッツコミックス)エルフ・17 2 (ジェッツコミックス)感想
久しぶりに読んでいるので、新作を読むような新鮮さなんだけど、ヨシカズ君のオナニーシーンは何故かはっきり覚えてたな。表紙で堂々とルウちゃんが持ってますが、ケモセーフなのでしょう(笑)
読了日:10月12日 著者:山本 貴嗣
エルフ・17 3 (ジェッツコミックス)エルフ・17 3 (ジェッツコミックス)感想
唐突に路線は変わって学園ものかつバディものに。 そして、コスチュームの布面積は減る。 テコ入れ的な? 変な星考えるの面倒くさくなった? 作画的にはビルやら人混みやらが増えて大変になってるが。
読了日:10月13日 著者:山本 貴嗣
エルフ・17 4 (ジェッツコミックス)エルフ・17 4 (ジェッツコミックス)感想
茶羽はどこにでも湧いてくるなー(笑)
読了日:10月13日 著者:山本 貴嗣
エルフ・17 5 (ジェッツコミックス)エルフ・17 5 (ジェッツコミックス)感想
パワードスーツの飛行形態は、これしかないなというぐらい納得したもんだけど、今一番有名なパワードスーツであるアイアンマンは両掌を下にむけた可愛い子ちゃんポーズで飛ぶのであった。 クリスマスはいい話。
読了日:10月15日 著者:山本 貴嗣
エルフ・17 6 (ジェッツコミックス)エルフ・17 6 (ジェッツコミックス)感想
おおっ、確かに最後のコマの召使いさんは高橋留美子キャラだ。 こういうお友達に気軽に描いてもらう感じが最近めっきりなくなった気がする。著作権管理が厳しいのか?
読了日:10月15日 著者:山本 貴嗣
スクール人魚(4)(チャンピオンREDコミックス)スクール人魚(4)(チャンピオンREDコミックス)感想
なんだかよくわかんない成分が多い短編の時に比べて、色々と手帳で理屈が分かってくると、ホラー的雰囲気が弱くなっちゃうね。次巻で完結ということだけど、完結というほどの区切りは付きそうにない。
読了日:10月17日 著者:吉富 昭仁
エルフ・17 7 (ジェッツコミックス)エルフ・17 7 (ジェッツコミックス)感想
1巻使って宮廷陰謀物。 ルウちゃんより、サブキャラの美人さんを描いている方が、生き生きしてる気がします。
読了日:10月17日 著者:山本 貴嗣
エルフ・17 8 (ジェッツコミックス)エルフ・17 8 (ジェッツコミックス)感想
いつ終わっても問題ないような漫画なのに、なんで未完なんだっけ? と思ってたけど、たまたま長編の途中で掲載誌がコケちゃったのね。
読了日:10月17日 著者:山本 貴嗣
AIの遺電子 07 (少年チャンピオン・コミックス)AIの遺電子 07 (少年チャンピオン・コミックス)感想
ヒューマノイドが、ほとんど人間なので、むしろロボットらしいロボットがテーマの話の方が面白い。 賢いロボット時代は、ムーピーゲームみたいに戻ってこれない人が沢山いたんだろうかね。
読了日:10月18日 著者:山田胡瓜
それでも町は廻っている 公式ガイドブック廻覧板 (ヤングキングコミックス)それでも町は廻っている 公式ガイドブック廻覧板 (ヤングキングコミックス)感想
単行本未収録の話や絵が盛りだくさん。アニメ関連で結構描いてらっしゃる。 いつか、再読の手引きを見ながら再読しないと。
読了日:10月18日 著者:石黒 正数
インジュカーシス 1 (ラポートコミックス)インジュカーシス 1 (ラポートコミックス)感想
コッテコテの異世界ファンタジーで、1巻の展開は当時(1989)にしても王道すぎて、ちょっとキツイ。 テクノポリスでゲーム連動として連載されたけど、ゲームはついに発売されず。 当時そういう企画沢山あったけど、発売されたのって半分以下だったよーな感触。
読了日:10月18日 著者:矢野 健太郎
インジュカーシス 2 (ラポートコミックス)インジュカーシス 2 (ラポートコミックス)感想
かなり加筆もあったり、ゲームの企画の進行を待ったりとかしてるみたいで、雑誌掲載時からかなり時間たっての単行本化。 この二巻が出たのが1994みたい。うーん、いろいろ辛いね。奇跡の単行本化とか言うとファンタジー漫画らしくていい(笑)
読了日:10月19日 著者:矢野 健太郎
インジュカーシス 3 (ラポートコミックス)インジュカーシス 3 (ラポートコミックス)感想
いかにもオタクが好きに描いた感じの展開に、シンパシーしかない(笑) しかし、ポシャったゲームのコミカライズとか、良く単行本化できたねー。
読了日:10月21日 著者:矢野 健太郎
ニンジャスレイヤー (6) ~スリー・ダーティー・ニンジャボンド~ (カドカワコミックス・エース)ニンジャスレイヤー (6) ~スリー・ダーティー・ニンジャボンド~ (カドカワコミックス・エース)感想
「ワタアメみたいな女の子」てなポエムは思いつきそうだが、本当に名前にするとは、見事なワザマエ! 襲いかかる敵を次々と撃破する様は、「ニンジャスレイヤー無双」プレイしてる感。 でも「忍」や「ニンジャガイデン」のシステムも捨て難い。
読了日:10月26日 著者:余湖 裕輝,田畑 由秋
ニンジャスレイヤー (7) ~メナス・オブ・ダークニンジャ~ (カドカワコミックス・エース)ニンジャスレイヤー (7) ~メナス・オブ・ダークニンジャ~ (カドカワコミックス・エース)感想
イヤグワ繰り返し書いただけで、こんなスゴイ絵にしてもらえるんだからスゴイ。ジッサイスゴイ。 ダークニンジャサンは、この変竹林な世界では珍しく正統派の名前でらっしゃって、逆に只者ではない感じがする。
読了日:10月26日 著者:余湖 裕輝
ニンジャスレイヤー (8) 〜メリー・クリスマス・ネオサイタマ〜 (カドカワコミックス・エース)ニンジャスレイヤー (8) 〜メリー・クリスマス・ネオサイタマ〜 (カドカワコミックス・エース)感想
余湖時空に突如出現する羽海野的幼女、ネコネコカワイイよりカワイイ。実際カワイイ、ヤッター! それはそれとして、ついに描かれるニンジャスレイヤー誕生回、高架上で繰り広げられる残忍孤独なスシパーティーに涙を禁じ得ない。 あ、クリスマスからクリスマスに繋いでるのか、タツジン!
読了日:10月26日 著者:余湖 裕輝

読書メーター