グレイテスト・ショーマン
フリークスたちが逆境に負けず人気者になる、という流れなんだけど、初っ端から歌も踊りも上手いんで、そりゃ人気も出るし、むしろ「持ってる側」じゃねーかよ、とか思ったり。
ヒュー=ジャックマンのP.T.バーナムも詐欺師感が薄かったので、最初から王道エンターテイメントやってる印象で、ストーリーとのズレを感じました。
集まった団員の背景の紹介もあんまりないし、偽シマウマとか面白げなエピソードがありそうなのに、なんの説明もなく出すの勿体無い。
その辺の材料は画面に出してるんだから察しなさいとか、実在の人物の伝記なんだから前提は分かってるでしょ、みたいな割り切りがちょっと悪く働いちゃってた感じ。
間違いないハリウッド脚本展開だし、前述のように歌や踊りは高クオリティだし、面白いんですけどね。
劇場版Infini-T Force/ガッチャマン さらば友よ
タイトルでネタバレしすぎじゃないですかね!
それはともかく、モデル用意するのが難しい時に手描きで乗り切るのが難しそうなレンダリングしてるCGで、すごく頑張ってたと思います。
モデルの作りが日本のゲーム的なのも安心感あります。
本編と一旦切り離されていて単品として楽しめます。
単体で成立させるため基本設定を伝える総集編部分が長くて、本編視聴者としては大画面でもクオリティ失わないのすげぇな、と感心しつつ、本編のシーンを思い出せてよかったです。沢山の作品見てると、忘れたりごっちゃになったりするから!
なんか既に、ガッチャマンクラウドのはじめちゃんがいたような気になってたから(笑)
映画を見ないと本編の結末がわからない、みたいなやつも嫌いじゃないんですが、タイミング合わなくて結局見ないまま終わったりすることもあって、画竜点睛を欠く印象のままの作品もあったり。
シリーズ本編のお布施的な意味もあって、面白かった番組の映画版は極力観に行くようにしてますけど、それでも多くて観損ねる。
円盤は高いし、物理的に邪魔だし。映画は気軽な値段だし、手元に残らないから邪魔じゃないしね。
背景も全部CGなんでアクション自在で、日本アニメの得意な実写でやりづらいカメラワークとかやれてるのが良いですな。
逆に、背景が動かせるもんだから動かしすぎな感じもしましたが。
予算的問題もあってか、同じ舞台(渋谷交差点)が繰り返し出てくるんだけど、結果的には作品のキービジュアルとなって印象の統一感が出ててよかった。
南部博士の役者、上手いなーとか思って観てたらそりゃそうだ。船越英一郎じゃないか。
あと、来場者プレゼントの大暮維人さんのイラストは、色ぬりの雰囲気がものすごく貞本義行さんっぽくて、あれ、キャラデザ貞本さんだったっけ? とか思っちゃった。