「シャイニング&ザ・ダクネス」「シャイニングフォース」「ランドストーカー」「レディストーカー」の人気キャラクターを主人公としたRPG。
キャラクターデザインに、これらのゲームのキャラクターデザインでもある玉木美孝を迎え、万全の体制でドリームキャストにリリースされた。
もう、このタイトルが並んだだけで、ゲーマー購入決定、私なんか「イマイチ」と知っているのに購入してしまった程だ。これでほとんどゲームとしての評価は終わってるような気もする。
基本的なシステムは「ローグ」タイプで、背景やキャラクターはポリゴンで構成されている。
町で情報を収集し装備を整え、ダンジョンに向かってボスを倒して帰ってくると、ダンジョンが増えているので繰り返す、というのが基本的なパターン。
戦闘の基本的な部分は、それなりのレベルでできあがっているが、今どき色変え(一部パーツ替え)でモンスターの種類を増やしていたり、トラップもさほど強烈なものは無く、アイテム、魔法の使い方にもあまり特殊なものはなく工夫のしどころがない、となると、ダンジョンでの戦闘が中心の、ローグタイプでは退屈である。
これで、ストーリーの方はどうかと言うと、すんごく浅い、というか無くても全然問題ない感じというか、こんな中途半端なもの、ハッキリ言って付けない方が良かったんじや無いだろうか。
色んな世界観のモノが一堂に会しているので、どーしても世界の彫り込みが浅いのも分かるが、折角のキャラクターの方も浅い。
ダンジョン内のモンスターを掴まえて連れて歩けるなど、アトラス女神転生や任天堂ポケットモンスターのようなシステムも装備している。
また、アイテムに色々な能力を付加していくこともできる。
それぞれ、面白いシステムではあるが、それぞれの密度が低くなってしまい。何をやるゲームか分からなくなっている。
ビジュアルメモリで遊ぶことができるミニゲームがふんだんに用意されており、これが物凄い力が入っている。おそらく、ドリームキャストで一番、数もボリュームも充実していると思う。
ミニゲームを遊ぶために本編をクリアするのが、もしかしたら正しいスタンスなのかもしれない。
そこで結論。
「色々やり過ぎて、逆に薄味の凡作になってしまった」
2000-12-29