その他の用語
用語説明には命令とオブジェクトの他に、あまり多くないですが、値に関する用語もあります。
ここでは、それらの用語の読み方について説明します。用語説明の表示方法などの基本的な部分は、命令やオブジェクトと同じです。
「用語説明の読み方(値編)」でも書いた通り、レコードや値のクラスは一見オブジェクトのように見えます。
OSAXではオブジェクトは定義されないので、アイコンの場合はレコードか値のクラスであると、すぐ分かります。
用語説明には命令とオブジェクトの他に、あまり多くないですが、値に関する用語もあります。
ここでは、それらの用語の読み方について説明します。用語説明の表示方法などの基本的な部分は、命令やオブジェクトと同じです。
「用語説明の読み方(値編)」でも書いた通り、レコードや値のクラスは一見オブジェクトのように見えます。
OSAXではオブジェクトは定義されないので、アイコンの場合はレコードか値のクラスであると、すぐ分かります。
名前の後にnと書いてあるのと、属性がある事はオブジェクトと同じですが、複数形はありません。
レコードは単体で使う事はなく、命令やオブジェクトと組み合わせて使われます。
使う場所からはリンクされているので、これらのレコード単体は上部の用語リストには現れません。
ここで例に上げているdialog replayレコードは、説明の部分に書いてあるようにdisplay dialog命令の結果(result)として帰ってくるレコードです。
また、レコードはrecordクラスとして利用し、用語説明のクラス名(ここではdialog reply)を利用する必要はありません。
次のスクリプトを実行してみると、クラス(class)はdialog replyではなくrecordであることがわかります。
set theResult to display dialog "" class of theResult --> record
値の変換などのための用語が用意されている事があります。値の変換はas演算子を使います。
ごく簡単な説明しかないので、使い方は説明を読むだけでなく、いくつかスクリプトを作って試してみる必要があります。
次のスクリプトは、起動ディスクのフォルダ(Finderアプリケーション内の参照形式)のリストをエイリアス値のリストに変更します。
tell application "Finder" set theList to every folder of startup disk as alias list end tell
オブジェクトの属性や命令の引数として、よく使うリストにはクラス名が割り当てられています。
用語説明の中では解説されていないので、ここで説明しておきます。
RGB(RGB color)は、整数を3つ並べたリストです。それぞれの値は暗い方から明るい方に0〜65535の間の値で、{赤(Red), 緑(Green), 青(Blue)}というように光の三原色を並べます。
例えば、{0, 0, 0}が黒、{0, 65535, 0}が緑、{65535, 65535, 65535}が白を表します。
座標(point/position)は、整数を二つ並べたリストです。ウィンドウの位置などを示すのに使います。
画面上では左上を{0, 0}とし、{x座標,y座標}の順に並べます。
矩形範囲(bounding rectangle/rectangle)は、矩形(四角)の範囲を示すのに使います。
{左上x座標, 左上y座標, 右下x座標, 右下y座標}の順に並んでいます。座標(point)を二つ並べていると言ってもいいでしょう。
この辺りは、ウインドウの位置を設定する際に使ったので、覚えているかもしれませんね。