オブジェクトの調べ方
命令と同じように、オブジェクトも用語説明で確認する事ができます。
ウィンドウ上部のの用語一覧で[C]アイコンが表示されているものが、オブジェクト(Class)などを指しています。
[C]アイコンが表示されているものはオブジェクトの他に、レコードである場合や、as で変更したりするために用意されている値のクラスがあります(注1)。
命令と同じように、オブジェクトも用語説明で確認する事ができます。
ウィンドウ上部のの用語一覧で[C]アイコンが表示されているものが、オブジェクト(Class)などを指しています。
[C]アイコンが表示されているものはオブジェクトの他に、レコードである場合や、as で変更したりするために用意されている値のクラスがあります(注1)。
各用語をクリックすると、ウィンドウ下部に該当する用語の説明が表示されます。
オブジェクトの用語説明は、まず次のような記述で始まります(注1)。
オブジェクト名の直後の n は、名詞(noun)であることを示しています。
オブジェクト名 n [inh. 継承元] : オブジェクトの説明
オブジェクト名の複数形は「every オブジェクト名」と同じ意味で使えます(注2)。
everyの書式の他に複数形が用意されているのは、自然な英語に近い書き方ができるようにする工夫です。
オブジェクトが継承(inheritance)されている場合は、オブジェクト名の後に inh.に続けて継承元のオブジェクトへのリンクが配置されます。
継承元のオブジェクトがさらに継承している( > に続けて書かれる)場合もあります。
ウィンドウ上部のツールバー[表示]の右のボタン[継承関係]をクリックすれば、オブジェクトの継承関係で一覧が表示されます。
次に現れるのは、要素(element)です。要素はコンテナオブジェクト以外では表示されません。
ELEMENTS contains オブジェクト名, ……
オブジェクト名の部分はリンクになっているので、クリックすれば各オブジェクトの説明に移動します。
また、ウィンドウ上部のツールバー[表示]の中央のボタン[包含関係]をクリックすれば、要素の関係で一覧が表示されます。
オブジェクトが継承されている場合、継承元のオブジェクトとほぼ同じ要素が存在します。
継承された要素はELEMENTS INHERITED FROM … の後に書かれます。
PROPERTIES 属性 (値の種類) : 属性の説明 属性 (値の種類, r/o ) : 属性の説明
r/oとあるのは、読み込み専用(read only)の属性で、設定ができない事をさしています。
値の種類の部分に「/」区切りで「mini/small/large」のように書かれている場合は、それらの定数のうちの一つが指定されます。
オブジェクトが継承されている場合[inh. 継承元]のように書かれている場合、継承元のオブジェクトの属性と同じものを持っています(注1)。
applicationの属性は「tell application "…"」の中で使われるため、「of application "…"」が省略されて属性が直接書かれます。
慣れないうちはapplicationの属性だと気づかない事があるでしょう。
また、applicationオブジェクトは全てのアプリケーションに存在していて、オブジェクトの根元にあたります。
そのため、applicationオブジェクトの要素を見て行く事で、アプリケーション全体のオブジェクトの構成を把握する事ができます。
まず最初に読むべきオブジェクトはapplicationオブジェクトと言えるでしょう。
用語を理解するには、まずそれぞれのアプリケーションの使い方を理解する事が一番大事です。
そして、同種のアプリケーションの用語は似ている事が多いので、テキストエディタならば、他のテキストエディタの情報を参考にする事もできます。