マウスやキーボートと違った、Macintoshを動かすもう一つの方法、それがAppleScriptである。
利用者がスクリプトを記述し、それをAppleScriptが解釈して、アプリケーションなどを操作する。一旦スクリプトを実行すれば利用者がMacintoshに触れる必要は無く、自動的にアプリケーションなどが操作される。
AppleScriptもマクロの一種と言えなくはないが、いわゆるマクロ言語と違い、複数のアプリケーションを連係させた自動化が可能であることがが特徴。
逐次実行だけではなく、条件分岐などのプログラム言語の基本を全て備えており柔軟な記述が可能な事も特徴である。
System7.0以降のOSで使用可能であり、System7.5以降のOSには標準添付されているので、ユーザーや資料も多く使いやすい。
OSA準拠のスクリプト言語の一種でもある。
HyperCardのスクリプト言語であるHyperTalkをベースとして作られているため、多くの部分でHyperTalkとの類似点があるが、完全にコンパチブルではなく、様々な違いがある。
HyperTalkが自然英語に近いかたちのプログラム言語であるので、当然AppleScriptも自然言語に近い、分かりやすい記述方式が特徴である。