結果(Result)

参照現在指定中のオブジェクト

解説(Note)

 tellブロックの中では、tellで指定したオブジェクトを、フィルタ参照の判定部分では、判定対象となるオブジェクトを指す。
 詳しくは、それぞれの項を参照して欲しい。
 大抵の場合、省略可能であり、スクリプトを読みやすくするために存在する。

 所有格ではit'sの他にitsとも書ける(例2)。

 itは現在指定しているオブジェクトを返すので、同じtellの中でもofの前に置くとitの中身が変わる(例3)。
 まぁ、使いどころは分からないが…

 HyperCardの制御言語であるHyperTalkでは、itがgetによって返される値、つまりAppleScriptにおけるresultに当たるので、HyperTalkユーザーは気を付けて欲しい。

用例(Example)

  1. version of it
  2. tell application "Finder"
    	its name
    end tell
  3. tell application "TextEdit"
    	it of text of front document
    end tell 

※1,2 ,3結果ウィンドウでResultを見て下さい。