参照リスト whose | where | that 真偽値

引数(Parameters)

参照リストアプリケーションオブジェクト
真偽値オブジェクトに関する条件式

解説(Note)

 オブジェクトの属性などを利用してフィルタをかける参照形式で、参照リストで指定されたオブジェクトのうち、条件式に合致するものだけが指定される。

 参照リストには、アプリケーションのオブジェクトを指定し、エイリアスファイル参照を使うことはできない。

 条件式には、対象となるオブジェクトを指すitというシステム変数が使え、例えば、「version of it」とか「it's name」等と使う。オブジェクトの指定を省略した場合、対象のとなるオブジェクトが補完されるので、例えば「version」とか「name」とか、属性のみを書くことができる。ただし、オブジェクトそのものを条件式の対象にしたい場合、itは省略できない。
 whereとwhose,thatの間には機能的な違いは全く無く、自然な英語になるように用意されている。
 勿論、条件式にはandやor等を使った、複雑なものを指定することもできる。
 条件に合うオブジェクトが無かった場合は、空のリストを返す。

 アプリケーションが対応していないなどの理由で、この指定形式が使えないオブジェクトの場合は、repeatとif〜thenを使って処理することになる。
 オブジェクトの種類で分けたい時は、通常全要素(every)参照形式を使う。

用例(Example)

  1. tell application "Finder"
    	folder  1 thru 5 of selection where label index of it = 0
    end tell
  2. tell application "Finder"
    	every item of extensions folder whose name contains "apple"
    end tell
※1,2 結果ウィンドウでResultを見て下さい。