Xak I・II

対応機種・周辺機器
PC-Engine SUPER CD ROM2
ジャンル
アクションRPG
著作・制作
(c)TELENET JAPAN 1992 (c)MICRO CABIN Corp. 1988,1989

 ひとことで片付ければ、「似非イース

 終了。

 次っ!(笑)

 このゲームではイース以上のものにしようと「ジャンプ」と「魔法」を取り入れているが、魔法はともかくジャンプは「全然役に立っていないばかりか、邪魔になっている」という有様で、情けなくて涙が出てしまう。
 全体的にプログラムのアラが多く、バグ持ちで画面がよく乱れるわ、イベントでしか越せないハズのトラップが「ジャンプ一発で(文字通り)飛び越せてしまう」わ、ちょくちょく処理落ちするわでいいとこ無し。

 また、全体のシナリオの流れはまだ良いとして、テキストのシャバさといったら、目もあてられない。やはり文部省は日本語の教育を根本から見直さないといけない等と、ゲームとは直接関係無いところを憂慮してしまう。

 せめてボス戦ぐらいもう少しなんとかしてくれないと、お話しにならない。どういうことかといえば、中ボスは言うに及ばず「最終ボスまでボタン押しっぱなしで倒れてしまう」という情けなさ。ドラスレじゃないんだから、そりゃ無いだろうという感じ。(念のために付記しておくと、ドラゴンスレイヤー自体は名作中の名作の面白いゲームである)
 さらに言うと攻撃方法はおろか、姿すら見ずに倒したボスが「多い」放っておくと、いろいろ攻撃しているみたいだが、なんのために用意してんだか良く判らない。

 ビジュアルシーンの出来はまずまずであるが、これがしょうもなかったらテレネットの存在意義の大半が崩壊してしまうので、当たり前と言えば当たり前か?
 しかし、マイクロキャビンもテレネットもいつまでも一流になれない会社ではある。

 そこで結論。

「もうちょっと練りこみゃいいのに...」


1998-01-26 1998-01-31