アクションの問題(2)

さて、今回は

 今回は、アクションスクリプト関連の残りの部分に突っ込みを入れる。

 ステージ上のインスタンスや、フレームをOpt+ダブルクリックでアクションパネルが開く。これはなかなか使いやすいが、マニュアルのどこにも書いてないような気がする…
 まず、99%の人はこの機能に気づいてないだろう。

アクションツールボックス

 アクションパネル左のアクション一覧は、異次元的なセンスで分類してあるので、さっぱりどこに何があるか分らない。
 オブジェクト指向プログラミング環境を標榜するなら、まずオブジェクトで分け、プロパティとメソッドをオブジェクトの下に書きませんかね?
 アクションスクリプトを理解したい人は、あまり見ない方がいい。
 [ヘルプ]-[ActioinScript辞書]の方が、単純にアルファベット順なので、下手に分類されるより混乱しなくていい。ただ、解説の日本語が変なので、さほど役に立たないが。

ノーマル・エキスパート

 スクリプトの入力方式に、ノーマルモードとエキスパートモードが存在しているが、ノーマルモードからエキスパートモードへの移行が難しい。
 というのも、自然に美しいコードがかけるように誘導するべきなのに、駄目な方に誘導している。オブジェクトを選択、メソッドやプロパティを指定、というエキスパート(オブジェクト指向)での思考の流れとはかなり違う。
 マニュアルを読んでみれば、さっぱり何を言っているか分らない事からも、マクロメディアが教師として適していない事は一目瞭然であるから、端から期待できない事ではあるが。

 マウス操作でスクリプトを作るには、オブジェクト(メソッド・プロパティ)が多すぎて全体の見通しが利かない。ノーマルモードを役に立たせようと思うならば、フレーム移動のみをサポートする位の割り切りが必要だろう。
 それか、エキスパートモードのヘルプ的な役割としてノーマルモードを融合させた方がいい。

 ノーマルモードの問題は非常に大きいのだが、つっこむとえらい量になるので、ノーマルモードは無いものとして、これ以上言及しない。

キーボード

 一見便利なEscショートカットキーだが、スクリプトの単語のスペルの他に、その省略形も覚えなきゃいけないので、2つの別の世界があるようなもん。
 大抵の人は使って無いだろう。

 頭の文字を幾つか打ち込んでEscキーを押すと、適当なものを補完する、という方式が自然だろうし、通常のコードエディタでは付いてて当たり前。

 オプションメニューの[環境設定...]メニューのショートカットは、Cmd+Uに設定されているように見えるが、実際はCmd+Uでは働かない。
 しかも、設定の変更が不可能。なんでやー。

 行を選択して、Tabでインデント、Sft+Tabでインデントを取る、んーちょっとTabの使い方が変。

アクション関連パネル

 出力パネルは、右上に「オプション」とあって、そこをクリックするとメニューが出る。なぜ他のパネルと同じデザインにしなかったのか理解に苦しむ。

 エラーなどが出た時に、「出力ウインドウに一覧表示されます」なんつーダイアログを出す位だったら、出力ウインドウを前面すべし。

 リファレンスを表示した後、ステージのウインドウにフォーカスが移っても、ウインドウは非フォーカス表示のまま。

 デバッガパネルを縦長に表示し、分割ラインをダブルクリックすると、おかしな表示になる。
 インタフェースが良い悪い以前に、動作がうさん臭すぎて、使う気が失せる。

アクション関連機能

 アクションの書き出しと読み込みができるが、あまり役に立つ機能とは言えない。
 外部エディタの指定ができるようになっていて、直接開かれるようになっているべき。
 flaファイルと同じフォルダにスクリプトフォルダを作り、そこに.asファイルを作るとかして対応すりゃいいのに。

 includeする外部ActionScriptファイル(.as)をFlashアプリケーションにドロップしても編集できないのは間抜け。

 ターゲットで相対指定をする場合に、_parant、つまり上の階層を指定できないのは困る。

 オートフォーマットで空改行を詰めてしまうのは止めて欲しい。
 折角見やすくしようと空白行入れても、ぎちぎちに詰めちゃうんで、見難くなる。

検索・置換

 そもそも、検索・置換機能がどこにあるんだか分りにくい。
 というのもメインのメニューに出ない。んでどこにあるかってーと、右上のオプションメニューか、バー下のアイコン。
 普通、スクリプト入力してる時は、アイコンなんかまどろっこしくって使わない。
 ボタンではなく、検索文字の入力フィールドがあれば、それなりに使い勝手がいいのだが。

 今時、関数の頭にジャンプする機能もない。

 正規表現検索ができないことももちろん、ムービー全体の検索もできない。
 ムービーエクスプローラで全体の検索ができるといえばできるが、その問題点は、別に書くこととする。

てなわけで

 ActionScriptの言語仕様自体にも問題があって、それがGUインタフェースを浸食している面もあるが、コードエディタとしての基本的な作りが、破滅的に悪い。

 そもそもはおまけ的な機能であったアクションが、付け焼き刃的に、無計画な増築を繰り返したつけが、インタフェースの方に回ってきている。
 使いやすいインタフェースを作るのならば、一旦、コードエディタの部分を白紙から作る必要があるだろう。
 もしくは、既にある使いやすいコードエディタに、丸投げしてしまうかだ。

 今日はここまで。


2004-03-23