引き数 / パラメータ / argument |
命令に値を付加することによって、一つの命令に様々な処理をさせられるようになる。
ちなみに、引数は「ひきすう」と読む。
例えば、「泳げ」という命令があったとして、その引数は「1〜8km/h」という感じだろう。これにオプションとして「道具」があり、その引数が「浮き輪」だったり「水中眼鏡」だったりするというわけだ。
スクリプトでの具体例を出せば「set theValue to 10」ならば、theValueと10は引数である。
引数には必須引数(requured parameter)と任意引数(optional parameter)があり、必須引数は命令を書いた場合には必ず必要なもので、任意引数は、書いても書かなくても良い。また多くの任意引数には指定しなかった場合のデフォルトの値が用意されている。
命令の後に直接書く引数を「ダイレクトパラメータ(direct parameter)」という。例えば「beep 2」の2という引数はダイレクトパラメータである。
命令の側に書くのを実引数(actual parameter)、ハンドラの側の引数を仮引数(formal parameter)と呼ぶ。
引数が真偽値の場合は、構文確認後に「ラベル true」が「with ラベル」,「ラベル false」が「without ラベル」に変更される場合が多い。
また、trueの引数をまとめて「with ラベル1,ラベル2,...」、falseを「without ラベル1,ラベル2,...」と変更される。もちろんwithやwithoutを使った書き方は構文確認で変更せずに最初からそのように書くこともできる。
AppleScript用語辞書では、特にwithやwithoutについては解説していないが、真偽値が引数である場合は、大抵変更されるので慌てないように。