continue メッセージ

引数(Parameters)

メッセージ委任するメッセージ
(continueがあるハンドラの名前と引数)

解説(Note)

 メッセージが送られてきて、利用者定義ハンドラ命令ハンドラで受けた場合、メッセージの送信はそこで終了するが、その後さらにメッセージを親の階層に送りたい場合に使う。
 メッセージの部分には、引数が存在しているハンドラの場合、引数も書く必要がある。

 例えば、アプレットにquitメッセージが送られてきたものを、一旦ユーザーハンドラで受けた後、もともとの処理であるquitを行う場合に、continueでメッセージをAppleScript本体に送ったりする(例1)

 多くのアプリケーション標準命令は、ハンドラで受けることができるので、このcontinueを併用して、命令の前処理などに活用することができる(例2)

 スクリプトオブジェクトの親子関係の間でも行われる(例3)script構文も参照して欲しい。

用例(Example)

  1. on quit
    	display dialog "終了します" buttons {"OK", "Cancel"}
    	if button returned of result = "OK" then continue quit
    end quit
  2. beep
    
    on beep
    	display dialog "BEEP!!"
    	continue beep
    end beep
  3. script parentObj
    	on theHandler(n)
    		display dialog "親オブジェクト"&n
    	end theHandler
    end script
    
    script childObj
    	property parent:parentObj
    
    	on theHandler(n)
    		display dialog "子オブジェクト"&n
    		continue theHandler(n)
    	end theHandler
    end script
    
    theHandler(3) of childObj
※1 実行後終了しないタイプのアプレットとして保存して下さい。