大旋風

対応機種・周辺機器
MEGA DRIVE
ジャンル
縦スクロールシューティング
著作・制作
(c)SEGA 1990 (c)TOAPLAN CO,LTD 1989

 東亜プラン伝統の縦スクロールシューティングゲームの一つ。
 このゲームの場合、ゲームセンターからの移植なので、その移植度が気になるところ。
 大まかには「大旋風」ではあるのだが、記憶のなかのゲームとは、どうも違う感じで、グラフィックは言わずもがな、弾の出や、効果音など、どうもかなり違っている。
 ちょっとスカスカかなー、これは、いろんな意味で、という感じ。

 ゲーム本体は、ボムの使い方が特殊で、一度ボムボタンを押すと編隊が現れ、自機のショットに合わせ、バリバリと弾を撃ってくれるので、ゲームスタート直後からいきなり強力な火力を手に入れることができ、非常に気持ち良い。
 画面に現れた編隊は、いわゆるオプションと違い敵弾に当たると撃墜されてしまうので、その物悲しさといったら、俳句でもひねりたくなるほどだ。
 また、ボムボタンをダブルクリックするといわゆる「東亜ボム」(画面の全部、又は大半を処分し、硬い敵には大ダメージをあたえるボム)が出る。
 編隊メインで戦うか、孤独に戦いここぞでボムかで、かなり戦略性がかわり、面白い。
 また、このゲームでは、面クリアの概念がなく(ボスの後もスクロールを続け、さらに戦いが続く)、コンティニュー位置が、少し先に設定されることもあったりと、かなり「ゼビウス」的な所もあり、そこら辺りも良い雰囲気を醸し出している。

 背景的には第二次大戦風、あくまでも「風」で、あんまり兵器にリアリティを求めてはいけない。
 デザイン的には、悪く無いって程度。雰囲気は割と良い。

 MD版はともかくとして、「大旋風」自体は、個人的に「究極タイガー」あたりよりも好きなシューティングではある。

 そこで結論。

「コレクターズアイテムでしょうかね」


1998-06-09