前作よりも、キャラデザインはますます洗練され、アニメーションはより滑らかになり、ゲームセンターで人気爆発の超ロングランソフト、脱衣麻雀の巨頭スーパーリアル麻雀の第5作が、サターンに移植された。
私は麻雀が打てない(笑)
よって、絵に関しては玄人(のつもり)なので、少しは信用して良いが。麻雀の部分は完璧な素人の感想である(それで、麻雀ゲーム作ってンだから大笑い)
どうもこのゲームをやっても麻雀はうまくならないようだ。しかとは判らないが「適当に点数をあげるためにドラをくっつける」行動や「服を着るために安い手であがる」という行動が多いので、何処らへんが「リアル」なんだかと言う感じである(二人打ちだしねぇ)
問題は絵の方だがこれは「構図や演出、作画の質は高い」のは間違いない。が、何故にフルシネパック?
アニメ絵に不可逆圧縮はあまりにも相性が良くない。せめてスクロールのみのアニメーション部分ぐらいは、真っ当に作っても罰は当たらんかったと思うのだが。
画質的に我慢できないことはないが、手を抜いてあるのが判るのが気に入らない。
アニメーションが目的ならば、この時点で購入意欲減衰度80%は間違いない。
メインのゲーム部分はほぼアーケードのベタ移植のようだし、キャラゲーの要素が強いわりには、おまけの要素に乏しく、やっつけ仕事の感は否めない。
後困るのは画面端ギリギリに相手の手牌が表示されるので「ウチのテレビじゃ、切れてしまって見えない」という恐ろしい状態になることだ。
操作性もキーの割り当てなどに不適切感があり、我慢できなくはないが、良好とは言えない。
そこで結論。
「ゲーセン人気にあぐらをかいた、低移植」
1998-05-06