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リアルタイムシミュレーションと格闘アクションの融合真・三國無双4をベースに、戦略シーンが追加された。
自分なりの戦略で、中国全土を統一せよ!!
まぁ、真・三國無双3 Empiresの説明とほぼ同じですけど。
かなり各武将の動きが的確になっている上に、守れ・攻めろ・任せるという程度だが、指示が出せるようになり、味方武将が突出してやられるのもプレイヤーの責任となった。
戦場に出ながら全軍を指揮している感覚があり、これこそ無双本編にも必要ではないかと思わせる。
プレイヤーキャラに付いてくるように指示も出せることから、護衛がいない寂しさもなく、味方軍との一体感が大きく増した。
なお、この指示は十字キーで出すようになっており、アナログスティックで移動するということを明確にしたのも良い。
拠点は拠点兵長だけでなく、(有名)武将がいたりすることもあって、より緊張感のある戦いができるようになっている。
アクションシーンで2人協力プレイができるようになったのも嬉しい(一部不可)。
献策の内容もけっこうキャラクタの特徴を反映しているようで、軍師・知将タイプは策略を提案してきやすく、武将は安易に税金で金を集めようとするように感じる。
更に、プレイヤー自身が政策を決定することもできるようになった。
献策を採用すると2回コマンドが実行できプレイヤーだと1回なので、どうしてもこれを実行したい、ということがなければ味方の献策を採用する方が有利なシステムとなっている。
このへんも、仲間と戦っているという雰囲気が強くなっていて好感触だ。
史実イベント(というか演義準拠イベント)の発生も、前作に比べて発生しやすいような感触。どうも、かなり沢山仕込んでいる模様。
適当にプレイしていて発生すると、三国志ファンは勿論、このゲームしか知らない人でも凄く盛り上がる事かと思う。
無双シリーズではなく、コーエーの真骨頂がやっと現れた、という感じ。
相変わらず、いかに早く呂布を手に入れるか、が戦略の基本になってるのはもう「お約束」と思った方がいいのかもしれない。
呂布強いけど、敵として現れたときは国力が反映されるので、多くの場合そこまで強くない。
もう「僕が呂布を一番うまく使えるんだ」とかつぶやきたくなる。
戦略面では曹操が圧倒的に強く、三国志ファンとしては嬉しくなるのではないだろうか。
曹操以外でプレイしている場合、曹操をどうあしらうかが全国統一の重要ポイントとなる。
凄く倒したい相手なのに同盟を結ぶことに成功すると心底ホッとするというリアリティ。
なお、曹操でプレイしていると曹操の献策が的確すぎて、ほぼ曹操の策を採用していればOKって感じになっちゃってるのが、ゲーム的にはダメかもしれないけど、三国志ファン的に嬉しい。
コンピュータとプレイヤーでルールが異なる点はまだ散見されるが、前作ほど露骨でなくなったし、戦場に出ることができるのも近くに配置されている武将のみとなっていて、シミュレーションとしてのリアリティもかなり上昇した。
基本的に真・三國無双3より真・三國無双4の方がゲームとして良くできているので、4をベースとした本作の戦闘シーンは当然良くできている。
3と3 Empiresとの違いとほぼ同じで、アクションやアルゴリズム部分の調整が少ないという感じ。
ここは「手抜きだ」というより、4のできが非常に良かった。つまりこの4 Empiresのアクション部分もできが良い、という結論で良いと思う。
相変わらず、マップがほぼ無印の使い回しなので、新規マップをもっと入れるとか、マップをEmpires向けに調整するとかして欲しい。
またムービーもオープニング以外使い回しというのも、少々「商売上手すぎる」感じだ。
とはいえ、元となったものの作りが良いだけに、本作1本だと「超高評価」せざるを得ない。
惜しむらくは、エディット部分の作りが3に比べると、弱体化してしまったことか。
そこで結論。
ヤバい、ここでシリーズ頂点迎えちゃったかもしんない、面白すぎる
2013-07-31