2といっても要するに「ぷよぷよ」で基本的な違いはない(というか変えてもらっては困る)
もうデートゲームの定番といっても過言ではないこのゲーム。いまさら面白さを説明するのもナンだが、冷静になってなにが面白いのか考えてみよう。
このゲームはいわゆる「落ちもの(パチンコ用語のような(笑))」で、「テトリス」が切り開いたジャンルにのっかったものであり、流れとしては、「コラムス」の後を引き継ぐような位置にある。
いろいろな「落ちもの系」のアクションパズルと比較してみると、「ぷよぷよ」の優位性がはっきりとする。
「テトリス」の場合、どちらかというと場当たり的にその場その場で一番よさそうな位置にはめ込むという技術(SKILL)が必要なゲームであり、さして深い読みを必要とするものではない。
「ぷよぷよ」の場合、更に先まで考えた戦略が必要で、場当たり的に落としていってもすぐに息詰まってしまう、「ぷよぷよ」は自分で有利にフィールドを「組み立てる」必要があるのである。
当然「ぷよぷよ」の方が「奥が深い」のである、「ぷよぷよ」では一冊本が書けても「テトリス」では一冊書けないのはここに理由がある。
「マジカルドロップ」の場合、フィールドを組み立てていく奥の深さはあるが、「まず自分の考えていた以上の連鎖は起こらない」という性質がある。
「ぷよぷよ」の場合、俗に「フィーリング連鎖」といわれるように、「なんだか知らないけど連鎖しちゃってラッキー(LUCK)」という場面に遭遇することが多々ある。
「コラムス」の場合、斜め三個でも消えることが許されているため、事実上連鎖は予測不可能であり、勢いラッキーさに頼ることとなる(もちろん技術は必要)
ゲームで大切なのはSKILLとLUCKのバランスであるとよく言われるが、正に「ぷよぷよ」はこのバランスが取れたゲームであるといえる(因みにバランスはどこらへんが適切かというのは、永遠の謎である)
このバランスに加え「対戦」というフィーチャーを加えコミカルなキャラクターで味付けした「ぷよぷよ」が面白くない筈がないのである。
そこで結論。
「98・WIN・Mac・MD・PC-ENGINE CDROM2・スーファミ・ファミコンDisk,ROM・ゲームボーイ・GG・MSX2・サターン・プレステ・NINTENDO64・ゲーセンの基板・ぷよりん。ナンでもイイからまだ「ぷよ」を知らんものは買え!!」
1997-09-24