エルドラドゲート 第6巻

対応機種・周辺機器
ドリームキャスト モデム・キーボード・VGA対応
ジャンル
連作ユニットRPG
著作・制作
(c)CAPCOM 2000,2001 YOSHITAKA AMANO

 ブレスオブファイアのカプコンが、キャラクター・モンスターデザインに天野喜孝を迎えて放つ、連作RPG。
 今回は15〜16話の2本。

 本編とは関係ないが、オープニングの密度が高くなってかっこ良くなった。
 毎巻オープニングは変っていたのだが、ここに来ていっそう気合いが入って来たようだ。

 この巻で、ついに12人のキャラクターが揃う。
 前作のレビューで、キャラクターをチーム分けしたら良いのでは無いか?と書いた。
 本作のシナリオでは、3〜4人でチーム分けするようになっていて、まんべんなくキャラクターが使える。
 これは非常に良い事だが、本来6人程度になった時から、チーム分けするようなシナリオを作ってやるべきだったかと思う。

 比較的、甘めのバランス調整だったこのシリーズだが、本作のボスはかなり強くなっている。ちゃんと考えて装備をして、ちゃんと魔晶石を駆使して戦いわないと、なかなか勝てないようになっているわけだ。
 それから、何度かプレイしないとアイテムを収集できないようになっていたりするようだ。
 同じシナリオを何度もプレイする面倒さもあるが、強い装備でシナリオをやり直すことができると言うシステムを考えると、システムを生かす仕掛けかと思う。

 シナリオは比較的単純であるが、逆にそれが最終巻に向けての疾走感となっていて、いい感じだ。
 良い所を多く書いたが、システム的な改良点は特に無いようで、基本的な問題点は解消されていない。

 1〜5巻までプレイして来たから、キャラクターにそれなりの思い入れができていたり、システムが理解できていたりするから面白くなっている面もある。
 とは言え、単純にこの巻だけ見ても、結構遊べる出来だと言って良いだろう。
 最初の巻がこのくらいのレベルで作られていたら、相当全体の売り上げが違っただろうと思う。

 そこで結論。

「けっこーおもろいぞ、このゲーム」


2003-05-06