ブレスオブファイアのカプコンが、キャラクター・モンスターデザインに天野喜孝を迎えて放つ、連作RPG。
今回は12〜14話の3本。
まとめて魔晶石を取り出す事ができるようになり、微妙に操作性が向上した。
最初の巻に指摘したのだが、そもそものインタフェースがあまり良くないので、もう少し根本的な解決を望みたい。
それから、闘技場のような施設もでき、モンスター同士を戦わせる事ができるようにもなっている。
今回の最初のシナリオは、インフレした街が出てくる。
今まで連続でプレイしている人なら、高い!、と思うが、この巻が最初のプレイならば、それが普通と思うだろう。
これは明らかにシナリオの配置ミス。シナリオ自体は、システムを上手く使った佳作。
以前登場したキャラクターの再登場など、続けてプレイしているプレイヤーでないと面白みが少ないシナリオも出てきた。
連作の欠点ではあるが、逆に以前の巻もプレイしてみようかと思う、「引き」にもなるだろう。
もうストーリーも後半となり、全て使えるわけではないが、ついにこの巻で12人のキャラクターが登場した。
これだけ数がいると、ほとんどのプレイヤーは、シナリオから外せないキャラクターと、2〜3人のお気に入りキャラクター以外は、全く使っていないのではないだろうか。
この巻から始めた人にとっては、過剰にキャラクターがいる状態である。
適当にキャラクターをチーム分けして、シナリオを作った方が散漫にならずに済んだと思うのだが。
今回は、モンスターギャラリー、ミュージックモードの他に、アートギャラリーがあって、エルドラドゲート関連の絵を閲覧できる。
そこで結論。
「もう少し、大幅な改善を望みたい」
2003-04-26