エルドラドゲート 第5巻

対応機種・周辺機器
ドリームキャスト モデム・キーボード・VGA対応
ジャンル
連作ユニットRPG
著作・制作
(c)CAPCOM 2000,2001 YOSHITAKA AMANO

 ブレスオブファイアのカプコンが、キャラクター・モンスターデザインに天野喜孝を迎えて放つ、連作RPG。
 今回は12〜14話の3本。

 まとめて魔晶石を取り出す事ができるようになり、微妙に操作性が向上した。
 最初の巻に指摘したのだが、そもそものインタフェースがあまり良くないので、もう少し根本的な解決を望みたい。
 それから、闘技場のような施設もでき、モンスター同士を戦わせる事ができるようにもなっている。

 今回の最初のシナリオは、インフレした街が出てくる。
 今まで連続でプレイしている人なら、高い!、と思うが、この巻が最初のプレイならば、それが普通と思うだろう。
 これは明らかにシナリオの配置ミス。シナリオ自体は、システムを上手く使った佳作。

 以前登場したキャラクターの再登場など、続けてプレイしているプレイヤーでないと面白みが少ないシナリオも出てきた。
 連作の欠点ではあるが、逆に以前の巻もプレイしてみようかと思う、「引き」にもなるだろう。

 もうストーリーも後半となり、全て使えるわけではないが、ついにこの巻で12人のキャラクターが登場した。
 これだけ数がいると、ほとんどのプレイヤーは、シナリオから外せないキャラクターと、2〜3人のお気に入りキャラクター以外は、全く使っていないのではないだろうか。
 この巻から始めた人にとっては、過剰にキャラクターがいる状態である。
 適当にキャラクターをチーム分けして、シナリオを作った方が散漫にならずに済んだと思うのだが。

 今回は、モンスターギャラリー、ミュージックモードの他に、アートギャラリーがあって、エルドラドゲート関連の絵を閲覧できる。

 そこで結論。

「もう少し、大幅な改善を望みたい」


2003-04-26