汝暇を潰すことなかれ
暇つぶしにゲームでもやるか、ってそれでいいのか
暇つぶしゲーム
ゲームレビューを見ていると「このゲームは、暇つぶしに最適」という評価がある。
その評価は、短時間で終了するもの、または時間がかかっても、区切りが短かく、すぐに保存ができるゲームを指しているものと思われる。
だが、それは「短い時間で楽しめる」のであって、「暇がつぶせる」のではない。
そもそも、「暇つぶし」という言葉には、大いに「時間を無駄にする」という意味がある。
「ゲームは断じて無駄なことでは無い」
「ゲームは人生を豊かにするものである」
ゲームのために暇を作る
暇つぶしにゲームをやってはいけないのか?といわれると、ハッキリ私はいいたい。
「ゲームで暇をつぶすな!暇を作ってゲームをやれ!」
なにかの行動の目的が暇つぶしでは余りに勿体無いではないか。ゲームをやりたい欲求まず有りきで、そしてうまい具合に他にやることのない時間がある、その時にゲームをやるのは正しい。
しかし、「暇を潰すためにゲームをやる」のは大いに間違っている。やりたいことをやるべきだ。暇を潰すことが人生の目的ではないだろう。
ゲームをやる第一の目的は、やはりゲームをやって楽しみたいからでなければならない。
ちょっとした時間でもゲームができるのは「いつでもゲームができて嬉しい」のであって「暇が潰れるのでいい」のではない。
そもそも暇などない
もはやゲーム論では無いが、暇な時にやる事が無いって人は、物凄く危険な状態である事を理解した方が良い。
人生は短い、暇などがあるはずがない。暇は「できるもの」ではなく「作るもの」であり、作った暇はすぐに埋まるものであるはずだ。
暇を潰すなどという、人生の貴重な時間をドブに捨てるような行為をやってはいけない。
ゲームをやるのが暇つぶしになっているのなら、今すぐ止めて、暇つぶしで無いことに切り替えろ。
文庫本があれば、ほとんど全ての趣味・興味に対応した時間の使い方ができるし、何も持たなくても、考えることは幾らでもあるだろう。
勿論、暇つぶし(時間を無駄にする)ゲームでないゲームをするのもいい。
ゲームレビューをする人へ
もし「暇つぶしに最適」と書きそうになったら「隙間時間で気軽に遊べる!」に置換していただきたい。
「暇つぶしに最適」では「何もしないよりマシ」程度の意味になってしまう。
これが「隙間時間で気軽に遊べる!」だと「好きなゲームを遊べる時間が増える」という積極的意味になる。
そこで結論。
人生には潰していい暇はない