漫画の構造学
漫画学(論)者のすなる漫画構成要素の取り出しというものを、とんびもしてみんとするなり
UMLでやってみる
漫画はどういうモノに分解できるのか。UMLを使って分けてみた。
UMLをそのままHTML上に書くのは面倒なので、見開きを一番上位(root)のコンテナ(container)として、その下に含まれる要素(element)を、Has-a関係を作ってツリー化した。
枠で囲われた中に存在しているという平面的な分解ではなく、レイヤーのようなまとまりをイメージして分解しているので、キャラとフキダシのように平面上では分離している要素も包含関係が見られる。
以上のことはプログラマさんだけ読んで理解してくれれば良いです。
みんなUMLが分かれば、非常に伝わりやすくなるんですが、私自身も良く判ってないので、読者に期待するのは無茶というものです。
簡略図
まず簡略図で、概要を掴んでほしい。だいたい、殆どの人に納得してもらえる構造かと思う。
詳細図
もう少し、特殊な場合も含めて詳細なツリーを作った。このへんになると、異論も色々ありそうだ。
: 集約(母コンテナに0..複数(*)含まれる)
: 合成(母コンテナに0..1含まれる)むしろ属性(property)に近い。
まとめ
てな感じで分解したわけだが、なかなかに複雑怪奇なものになった。
しかし、コンピュータ(OS)のUI部品(control)に比べると、インタラクションが無いだけに意外とシンプルですっきりしているとも言える。
前回の漫画の定義に比べると、わりと役に立つんじゃないかと思う。特にコンピュータ上で漫画を作る際は必見とも言える図となったんではないかと思う。と、自画自賛。
どーぞセルシスさん、参考にしてやって下さい。ついでにコミスタの最新版下さい。ちょうど今日Mac OS Xの4.0リリース情報が出たことですし!
Proとまでは言いません、ComicStudioDebut 4.0 for Mac OS Xでいいです。詳細なレビューだって書きますよ。私のレビューは推定2000万円の価値があるよ(しつこい)
そこで結論。
「かなり頭の中が整理できた。まんぞくまんぞく(c)池波正太郎」