変数ってなんだ?
コンピューターを使って計算を行う場合、対象になるデータを値(Value)と言います。
具体的には、数値/文字列/日付/真偽値/参照——などのことです。
これらの値は「Macも計算機なんだし」で説明したとおり、演算子を使ったさまざまな計算が可能です。
そして、この値を中に入れた袋を変数(Variable)と呼びます。
文字どおり、中に入っている値が変化することが特徴です。
実は、変数は今回初めて使うものではなく、その1つである「result」を前回までも使ってきました。
ただし、resultは直前に実行した命令や計算結果が入っている特殊な変数です。
一般的な変数とは少し異なる性質を持ちますが、とりあえずresultの延長として変数を使っていけば理解しやすいでしょう。
変数で数学を挫折してしまった方もいるんじゃないかと思いますが、普段の生活で使わないために理解しづらいだけで、それほど難しいものではありません。
袋に入れてものを持ち運ぶと便利、という程度の理屈です。
これから、スクリプトを作っていくうちに自然と理解できるようになるでしょう。
変数を理解すれば、高度なスクリプトを作ることもできるようになりますが、まずは気楽な気持ちで、まねから始めてみるといいでしょう。